現代自動車が世界初で公開した「次世代燃料電池自動車」=現代自動車
[ミン・イェジ、イ・ギョンミ]
現代自動車は17日、ソウルの汝矣島(ヨイド)漢江公園にあるエネルギー体験スペース「水素電気ハウス」で「次世代燃料電池自動車」を世界初で公開した。
水素で走る燃料電池自動車は、水素を燃料とし空気中の酸素と反応させ、電気を作る。排出する物質は水のみであり、二酸化炭素などの有害物質はまったく排出しない。そのため、次世代エコカーとして注目を集めている。
現代自動車は同日、燃料電池自動車のコア技術である水素燃料電池システムが効率・性能・耐久性・貯蔵能力が画期的に向上したと発表した。効率は55.3%から60%に、最大出力は約20%以上向上して163psに達した。1回の充電で走行できる距離を580キロメートル(韓国基準)以上に伸ばすことを目指す。
また、来年1月に米・ラスベガスで開かれる家電見本市「Consumer Electronic Show(CES)」で、「次世代燃料電池自動車」の車名と新技術を公開する予定だ。
同社は同日、エコカーのモデルを今の14種から2倍以上増やし、2020年まで31種に拡大するとの計画も公開した。現在、現代自動車が生産するエコカーのモデル数は、ハイブリッド車(HEV)の6種・ プラグインハイブリッド車(PHEV)の4種・電気自動車の3種・燃料電池自動車の1種。計画によると、それぞれ10種・11種・8種・2種に増やす。
現代自動車の李記相(イ・ギサン)環境技術センター長は、「粒子状物質などの深刻な環境問題により、エコカーの重要性はさらに増している」とし、「現代自動車グループはエコカー開発に全力を尽くし、電気自動車・燃料電池自動車など未来のエコカー市場をリードしたい」と述べた。
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