経済

2019.06.07

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文在寅大統領の北欧3カ国訪問について説明する中小ベンチャー企業部の朴映宣長官=7日、ソウル、キム・シュンジュ撮影

文在寅大統領の北欧3カ国訪問について説明する中小ベンチャー企業部の朴映宣長官=7日、ソウル、キム・シュンジュ撮影



[ソウル=ミン・イェジ、キム・ウニョン]

韓国政府がスタートアップ分野における海外との協力を強化する。国賓として文在寅(ムン・ジェイン)大統領がフィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧3カ国を訪問することがきっかけとなった。

中小ベンチャー企業部の朴映宣(パク・ヨンソン)長官は7日、ソウルプレスセンターで記者会談を開き、「スタートアップ分野を中心に経済使節団を組んだ初の事例という点で大きな意義を持つ」と発表した。

また、「北欧はスタートアップ分野が発達した地域だ。韓国と協力できる分野が多い」とし、「韓国とフィンランド、スウェーデンが協力し、革新的なスタートアップ分野を強化する」と語った。

経済使節団は、第5世代移動通信(5G)や自動運航船、バイオ、グリーンICT、ヘルシーケアなどの、海外で高い人気を博している分野に取り組み、開放型革新成長モデルを模索する。スタートアップ企業53社と大中小企業13社が参加。

韓国スタートアップセンター(KSC)も設置される。同センターは、2020年までにフィンランドのヘルシンキとスウェーデンのストックホルムでオープンされる。韓国スタートアップ企業の北欧進出を図るとともに、海外企業と協力を強化するプラットフォームを目指す。

朴長官は、「革新成長や包容(包摂)国家を目指すには、中小ベンチャー企業とスタートアップの役割が重要だ」とし、「革新を後押しする創業国家ビジョンに注力する」と明らかにした。

jesimin@korea.kr