経済

2021.03.22

Kwangyang Port

麗水光陽港の風景=2月3日、全羅南道・麗水、麗水光陽港湾公社


[ユン・ヒヨン、キム・ウニョン]

韓国貿易協会の国際貿易通商研究院は21日、韓国の輸出企業945社を対象に実施した4~6月期の輸出産業景気展望指数(EBSI)を発表した。韓国の4~6月期のEBSIは120.8と予測。2010年4~6月期(128.4)以来、11年ぶりに120.0を上回ったと明らかにした。

EBSIが100.0を上回ると、企業の輸出環境が改善されると見込まれる。

主要15品目の中、14品目のEBSIが100.0を上回った。品目別にみると、石油製品(148.9)、半導体(139.5)、船舶(138.6)、プラスチック・ゴム製品(131.5)など、ほとんどの品目で輸出環境が改善され、輸出が増加すると見込まれる。原油価額の上昇と世界経済の回復が背景となる。

また、世界で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が行われていることを受け、輸出や海外進出の相談(121.9)、輸出先の経済動向(121.3)、輸出現況(112.6)なども改善されると見込まれる。

韓国貿易協会のド・ウォンビン研究員は、「新型コロナワクチン普及の影響で経済の正常化が進み、韓国の4~6月期の輸出も好調である」と見通した。

hyyoon@korea.kr