経済

2025.06.19

写真は、ハナ銀行のディーリングルームのスクリーンに表示された指数=ソウル、聯合ニュース

写真は、ハナ銀行のディーリングルームのスクリーンに表示された指数=ソウル、聯合ニュース


[テレシア・マーガレット]

韓国国民の経済心理が11カ月ぶりに最も楽観的な水準に回復した。

17日、韓国銀行の経済統計システムによると、13日を基準に「ニュース心理指数」が108.43を記録した。 前日は109.05まで上がり、昨年7月11日(110.86)以降11カ月ぶりに最高値を更新した。

「ニュース心理指数」とは、主要ポータルサイトに掲載された経済ニュースを分析し、国民の経済心理を計量化した指標だ。毎週月曜日に1週間分のデータを分析し発表する。指数が100を超えると、過去に比べ、経済心理が楽観的になったことを示す。

経済心理の回復は、政治の不確実性が緩和された影響が大きいと分析される。韓国銀行が推算した政治不確実性指数は、15日を基準に1だった。昨年12月は、12.8でピークを記録した。

コスピ(KOSPI :韓国総合株価指数 )は、最近のは最近、中東紛争の激化にも関わらず、上昇を続けている。3年5カ月ぶりに2940ポイント台を突破した。16日、韓国取引所によると、コスピは前取引日対比52.04p(1.80%)増の2946.66で取引を終えた。

さらに、韓国政府が20兆ウォン以上の補正予算を推進した影響で、経済心理が改善されたものと分析される。

海外の投資銀行も、韓国経済を楽観的に見ている。シティ銀行は、「拡張的な財政政策による成長、中国政府との建設的な外交関係の可能性、人工知能と再生可能エネルギーへの投資などが韓国経済の機会につながる」と分析した。

margareth@korea.kr