この夏、猛暑を吹き飛ばすミュージック・フェスティバルが目白押しだ。
7月末から8月にかけて相次いで開催されるミュージック・フェスティバルには、世界トップレベルのミュージシャンの出演が多数予定されており、例年になく多くの期待を集めている。
8月7~9日に開かれる「第10回仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」に出演するソ・テジ(中央)
7月24~26日にキョンギ(京畿)道アンサン(安山)市テブ(大阜)島のパダヒャンギ(海の香り)テーマパークで開催される「安山Mバレー・ロックフェスティバル」には、韓国内外から80組余りのアーティストが出演し、ステージで華麗なパフォーマンスを披露する。
ロックバンド「オアシス(Oasis)」の元メンバー(ボーカル・ギター)のノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)やニルヴァーナ(Nirvana)のドラマーのディヴ・グロール(Dave Grohl)が1995年に結成したフー・ファイターズ(Foo Fighters)、エレクトロニカの一時代を築いたケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)、今年で結成40周年となるモターヘッド(Motörhead)など、海外の有名なロック・ヘビーメタルバンドが出演する。また、韓国のミュージシャンとして初めてグラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)に招待されたインディーズバンド「スルタン・オブ・ザ・ディスコ」のほか、「チャン・ギハと顔たち」や「デイブレイク」など、韓国を代表するロックバンドも出演する。
「第6回安山Mバレー・ロックフェスティバル」には、韓国内外から80組余りのロック・ヘビーメタルバンドが出演する
安山Mバレー・ロックフェスティバルに出演するノエル・ギャラガー(上)とフー・ファイターズ(下)
今年で6回目を数える安山Mバレー・ロックフェスティバルは、旅行情報サイト「CNN Go」が2012年に英国のグラストンベリー・フェスティバル、日本のフジ・ロックフェスティバル(Fuji Rock Festival)ともに「世界の50大ミュージック・フェスティバル(50 Music Festivals for the Summer)」に選定したほど名の知れたロックフェスティバルだ。
安山Mバレー・ロックフェスティバルは、メインステージである「ビッグトップ・ステージ」、実験音楽が披露される「グリーン・ステージ」、主にダンスミュージックが披露される「レッド・ステージ」、新人たちの音楽が紹介される「チューンアップ・ステージ」などで構成される。
詳細は、安山Mバレー・ロックフェスティバルの公式ホームページ (
www.valleyrockfestiva.com)かFacebook (
www.facebook.com/valleyrockfestival)をご覧ください。
一方、インチョン(仁川)ペンタポートパークでは、8月7~9日に「第10回仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」が開催される。
今年で10周年を迎える同フェスティバルは、節目の年に相応しい錚々たる顔ぶれが揃った。50周年記念ツアーの一つに同フェスティバルを選んだ「スコーピオンズ(Scorpions)」、英国のエレクトロニカバンド「ザ・プロディジー(The Prodigy)」、2013年の同フェスティバルで大勢のメンバーがステージに上がって壮大なパフォーマンスを披露した「スチール・ハート(SteelHeart)」、80年代に大きな注目を集めたバンド「レイヴン(Raven)」が出演する。韓国からは、90年代初頭に爆発的な人気を集めたソ・テジ、ロックバンド「YB」、ヘビーメタルバンド「クラッシュ(Crash)」、シンガーソングライターのキム・サランが出演する。
「第10回仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」には、スコーピオンズ(上)やザ・プロディジーなどが出演する
また、今年は、昨年この世を去った歌手のシン・ヘチョルさんを追悼するステージも企画されている。多様なジャンルで天才的な音楽の才能を発揮した彼の音楽人生を振り返るステージになりそうだ。
詳細は、仁川ペンタポート・ロックフェスティバルの公式ホームページ (
http://pentaportrock.com/)をご覧ください。チケットの購入はインターパーク(http://bit.ly/1C64esu)まで。
さらに、8月29・30日にクァンジュ(光州)国立アジア文化の殿堂の5.18民主広場で、「第6回光州ワールドミュージック・フェスティバル」が開催される。
9月に予定されている国立アジア文化の殿堂のオープンを前に開催される今年のステージには、南米の情熱を表現する「ラ・デイム・ブランシェ(La Dame Blanche)」(キューバ)やバンド「カラシマ(Kalascima)」(イタリア)、ジャズの名曲を新しくアレンジして歌う「JK」キム・ドンウク(韓国)、ジャズセッション「ジブラ(Zebra)」(韓国)など、10の国から12組のアーティストが出演する予定だ。
「第6回光州ワールドミュージック・フェスティバル」には、ラ・デイム・ブランシェやカラシマなど12組のアーティストが出演する
詳細は、光州ワールドミュージック・フェスティバルのホームページ (
www.gjwmf.or.kr), またはFacebook (
www.facebook.com/GJWMF)をご覧ください。
コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:文化体育観光省、安山Mバレー・ロックフェスティバル、仁川ペンタポート・ロックフェスティバル
jun2@korea.kr