文化

2016.02.19

2月19日は二十四節気のひとつ雨水(うすい)。「空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる」という意味で、寒さも峠を超え、昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。

二十四節気のうち一番初めの節気である立春(りっしゅん)に次ぐ、2番目の節気である雨水。今年は太陽暦で2月19日になる。

24절기 중 두 번째 절기인 우수(雨水)는 양력 2월 19일이다. 강설과 빗물의 경계선을 의미한다.

二十四節気のうち2番目となる今年の雨水は2月19日。雪から雨に変わる境界線を意味する



当分の間、雨で地面がぬかるむことになるが、あちこちで息吹く韓半島の美しい自然を目と肌で感じることができる。

韓国には「雨水と啓蟄(けいちつ、今年は3月6日)を過ぎれば大同江(テドンガン)が解ける」ということわざがある。韓半島北部に位置する大同江は、平壌を経て西海(黄海)へと流れる。このように雨水は、春がすぐそこにまでやって来たということを意味する。

24절기 중 두 번째 절기인 우수(雨水)에 추운 지역에 있는 대동강이 녹기 시작한다고 한다. 한강도 예외가 아니다.

雨水を迎えると韓半島北部の凍っていた大同江が解け始めるという。漢江(ハンガン)も例外ではない



韓国歳時風俗事典によると「昔の中国の人々は、雨水から15日間を5日ずつ細かく分けその特徴を区別した。初めの5日間はかわうそが魚を捕らえ、次の5日間は雁が北へ飛び、最後の5日間は草木の芽が生えるとされる。雨水になると、それまで凍っていた川の水が解けるため、かわうそが水上に上がってくる魚を捕らえる。もともと寒い地方の鳥である雁は、春を避けて寒い北の方へ飛んで行く。そうなるといつの間にかすっかり春になり、最後の5日間で草木の芽が生える」とのこと。

寒さは峠を越え、陽で雪が溶け川の水はより深く速く流れ出し、動物は韓半島を縦断し北の方から戻ってくるだろう。



コリアネット グレゴリー・イーヴス記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
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