文化

2016.10.17

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「第2回韓仏詩人共同翻訳アトリエ」の朗読会が14日に新村の詩集専門書店「ウィット&シニカル」で開かれた。詩人のカン・ジョン(右)がギヨーム・ファヤード(左)の詩『横向きで泳ぐものたち』を朗読した





韓国とフランスの詩人たちがお互いの作品を朗読した。そして詩で互いの文化をつなぎ交流した。


韓国文学翻訳院とフランスのマルセイユ国際詩センターが共同開催したこのイベントは、6人の詩人たちが専門翻訳家の助けを借りて互いの作品について理解し、朗読する時間となった。韓国からはパク・サンスン、イ・ギソン、カン・ジョン、フランスからはアンネ・ポルトガル、ピエール・パルランテ、ギヨーム・ファヤードが参加した。

今回のイベントでは韓国語に翻訳されたファヤードの作品『横向きで泳ぐものたち』は、カン・ジョンが、ポルトガルの『それで私たちはどうやってもっと分厚くならずに済んだのだろう(Comment nous voila moins epais)』はイ・ギソンが、パルランテの『おお、泳ぐ人』はパク・サンスンが朗読した。

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フランスの詩人アンネ・ポルトガルが自身の作品『それで私たちはどうやってもっと分厚くならずに済んだのだろう』を朗読している





イ・ギソンの『裁断師の歌』『死する』などを朗読したポルトガルは「(今回の共同翻訳アトリエは)」見ず知らずの人の内面を覗ける機会だったと思う。両国の詩人たちが(一般的に)重い詩のテーマを軽くあるいは分かりやすく表現するために苦心しているということを改めて知ることができた」と感想を述べた。

「哲学的な詩人」としてパルランテを紹介したパク・サンスンは「フランスの同僚たちと夜遅くまで作業をしながら韓国語・フランス語の語彙、詩の形式について幅広い意見を交わすことができた。2国間の深い文学交流ができた今回のイベントのような機会が今後たくさんあればと思う」と語った。

記者・写真:コリアネット イ・ハナ記者
翻訳:イ・スミン
hlee10@korea.kr