「外国人が好きな韓食10選(韓食10選)」は去年9月、「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック」のため韓国を訪れる外国人観光客に、韓食を食べて韓国の食文化について理解してもらうよう、韓食振興院と農林畜産食品部・文化体育観光部など計6カ所の機関によって選ばれた10つの韓食メニューだ。これまでの韓食の特徴を生かしながら味と形を発展させることで、食べやすく、保存性の高いメニューにした。
|
[ソウル=ユン・ソジョン、キム・ウニョン]
[写真=ゾン・ハン]
[協力=韓国伝統飲食研究所]
ファンテ(干したスケトウダラ)焼き丼は、江原道(カンウォンド)の平昌(ピョンチャン)の名物料理の一つだ。
ファンテというのは、高冷地帯で初冬に屋外に吊して冷たい風にさらし凍らせたり、解凍したりを繰り返しながら乾燥させたスケトウダラ。こうすれば、高たんぱくの柔らかい肉質の高級ファンテが作られる。
ファンテ焼き丼は、箸に慣れていない外国人もスプーンで簡単に食べられる。白山菊(ナムル)と細ねぎを入れると風味がもっと良くなる。
韓国伝統飲食研究所の尹淑子(ユン・スクチャ)所長は「高タンパク・低カロリー食品としてのファンテは、ダイエットや新陳代謝に役立つ。また、消化や二日酔いにも良い」とし、「江原道は海に近くて雪もたくさん降るため、干し場の最適な条件を持っている」と説明した。
**「ファンテ焼き丼」のレシピ
*材料(4人分)
ファンテポ(干しタラ開き)2匹、塩 小さじ1/4、ごま油 大さじ1
ファンテポ焼きソース:コチュジャン 大さじ1、粉唐辛子 大さじ1、醤油 大さじ1/2、造清(蜂蜜でも大丈夫)大さじ1、水飴 大さじ1、砂糖 大さじ1、おろしニンニク 大さじ1、おろしねぎ 大さじ2、水 大さじ1
ファンテ粉 20g
茹でた白山菊 30g、塩 大さじ1/4、ごま油 小さじ1/2
粳米 2カップ、水 2と1/2カップ、食用油 大さじ1
細ねぎ 30g
ソース:薄口醤油 大さじ3、ごま油 大さじ1、ごま塩 大さじ1
「ファンテ焼き丼」の材料
*作り方
1.ファンテポは頭・尻尾・鰭を切って、水に20秒ほど浸す。水を切った後、骨をとる。
2.ファンテポを長さ6センチ、幅0.5センチほど手で千切り、塩とごま油で下味をつける。
3.ファンテポにソースを塗った後、フライパンで軽く炒める。
4.ファンテを粉砕機に入れて、ファンテ粉を作る。
5.白山菊をゆでてみじん切りした後、塩とごま油で漬ける。白山菊の代わりに緑黄色野菜を使っても大丈夫。
6.粳米は洗ってから水に30分ほど浸す。粳米や粉ファンテ、水、食用油を入れてファンテご飯を炊く。
7.ファンテご飯に白山菊を混ぜる。ファンテ焼きと細ねぎを載せてソースを付ける。
ファンテを手で千切り、塩とごま油で下味を漬ける。その後、ソースを塗って焼く。
ファンテの効能について説明している韓国伝統飲食研究所の尹淑子所長
eykim86@korea.kr