第19回ITRI国際学術大会で基調演説を行う宋承桓PMCプロダクション芸術総監督=12日、ソウル
[ソウル=ミン・イェジ、キム・ウニョン]
[写真=ゾン・ハン]
韓国文化の国際的地位の高まりの中で、韓国や海外における通訳・翻訳専門家が12日、ソウルの韓国外国語大学に集まり「通訳・翻訳が韓流に与える影響」「今後の方向性とその役割」について話し合った。
「韓流と通訳・翻訳」をテーマにした第19回ITRI(Interpreting and Translation Research Institute)国際学術大会には、金泰勳(キム・テフン)海外文化弘報院長、宋承桓(ソン・スンファン)PMCプロダクション芸術総監督、ジェームス・ベーア・ケント大学教授、10カ国の専門家らが参加した。
金院長は、祝辞で「韓流が大衆文化を超え、芸術やライフ分野までに拡張していく」とし、「韓流の広がりは、通訳と翻訳によって行われている」と通訳と翻訳の重要性について強調した。
続いて「実力のある翻訳者であるデボラ・スミス氏によって、韓江(ハンガン)の小説(『菜食主義者』)が世界に紹介されたように、我が文化が海外で通用(疎通)できるよう、通訳と翻訳分野が文化のリーダーとして(韓流を)引っ張ってほしい」と呼びかけた。
「韓国語ゲームの中国語ローカライズ及び、韓流拡散の役割(陳壟・嶺南大学教授)」「ベトナムでの韓流及び、韓国文学の翻訳における役割評価(Nghiem Thi Thu Huong ハノイ大学教授)」などの様々なテーマで討論が行われた。同学術大会は、韓国語・英語・中国語・日本語・スペイン語・ベトナム語などで行われた。
第19回ITRI国際学術大会で祝辞を述べる金泰勳海外文化弘報院長=12日、ソウル
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