文化

2019.12.09

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アイルランドのロック・バンド「U2」のボーカルで社会運動家のボノさんと面会する文在寅大統領(左)=9日、青瓦台


[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
[写真=聯合ニュース]


文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、青瓦台(大統領府)でアイルランドのロック・バンド「U2」のボーカルで社会運動家のボノさんと面会した。

文大統領は、前日のソウル公演で南北平和と統一を望むメッセージを送ったことに対して、ボノさんに感謝の意を表した。また、ボノさんにソウル公演について、4万5千人のファンが集まり、会場の雰囲気が良かったと聞いたと話した。

特に、文大統領は、平和と人権の重要性をテーマにした曲「Sunday, Bloody Sunday」と「One」について、韓国人が共感できるメッセージが盛り込まれていると評価。

これに対して、ボノさんは、平和プロセスの構築に向け、最大限の努力を払い、リーダーシップを見せてくれた文大統領に感謝の意を表した上で、「平和が実現できるように最後まで確固たる決意で臨んでいる文大統領を尊敬する」と語った。



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ソウル公演を披露するアイルランドのロック・バンド「U2」=8日、ソウル



1976年にアイルランド・ダブリンで結成されたU2は、全世界で約1億8千万枚のアルバムを売り上げ、グラミー賞を計22回受賞した人気バンド。これまでにさまざまな政治・社会問題に対して意見を表明してきた。リーダーのボノさんは、貧困や疾病をなくす取り組みを行う団体「ONE」を共同で設立し、貧困撲滅キャンペーンに積極的に参加。過去にはノーベル平和賞の候補として名前が挙がったこともある。

ソウル公演は、金正淑(キム・ジョンスク)大統領夫人が鑑賞した。

xuaiy@korea.kr