文化

2020.05.07

国民勲章を授与する文化体育観光部の朴良雨長官=6日、ソウル、文化体育観光部


[イ・ギョンミ]

文化体育観光部は6日、日本による植民地時代に、韓国で近代教育機関を設立し、人材の育成に貢献した故史愛理施(サエリシ)宣教師に、「国民勲章・牡丹章」を授与した。国民勲章は、政治・経済・社会・教育・学術分野で功績を立て、国民の福祉向上及び国家発展に寄与した人物に授与する。

本名「アリス・ハモンド・シャープ(Alice Hammond Sharp)」。カナダ出身で、米国国籍を取得し、1900年に宣教師として忠清南道(チュンチョンナムド)の公州(コンジュ)に派遣された。

彼女は、女子学校9カ所・幼稚園7カ所など、20余りの教育機関を設立し、人材育成に貢献した。特に、韓国を代表する独立運動家である柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の師匠として知られている。彼女の教育哲学は、柳寛順烈士の独立意識向上に大きく影響したと評価されている。

勲章は、遺族の意向によって史愛理施宣教師の伝記を執筆した著者が、代わりに受章した。6月頃に遺族に渡される予定。

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