アカデミー賞で助演女優賞を受賞し、記念撮影するユン・ヨジョン=25日、米・ロサンゼルス、聨合ニュース
[キム・ミンジ、イ・ギョンミ]
第93回アカデミー賞の授賞式が25日(現地時間)、米ロサンゼルスで開かれ、映画「ミナリ」のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞した。韓国人俳優としては初めての受賞となった。
アジア人女性が助演女優賞を受賞するのは、1958年に米映画「サヨナラ」で受賞したナンシー梅木さん以来、63年ぶり2人目。
ユン・ヨジョンは授賞式に参加し、「(アカデミー賞授賞式は)テレビで見ていたプログラムに、私がこうして出ていることが信じられない」とし、「映画の撮影を通じて私たち(監督や共演者たち)は家族になった」と語った。
また、助演女優賞にノミネートされたほかの候補に対し、「一緒にノミネートされた他の女優の皆さんは、それぞれの映画で異なる役割を演じた。競争するなんて、ありえないこと」とし、「運が少し良かっただけ」と付け加えた。
ユン・ヨジョンの映画デビュー作は、故キム・キヨン監督の1971年の映画「火女」。ユン・ヨジョンは「私の初監督であるキム・キヨン監督に感謝する」とし、「キム監督は天才だった。生きていてたら、私の受賞を喜んでくれたはず」と語った。
「ミナリ」は、農業で成功することを夢見て米国に移住した韓国人家族を描いた映画。ユン・ヨジョンは、主人公家族の面倒を見るため、韓国から来たおばあさん「スンジャ」役を演じた。
昨年のアカデミー賞授賞式では、映画「パラサイト 半地下の家族」が非英語作品初の作品賞など4部門を制しており、韓国勢が今年も存在感を示した。
kimmj7725@korea.kr