文化

2022.05.27

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韓紙の製造過程


[キム・へリン、キム・ウニョン]
[写真=国立山林科学院]

米ジョージア州の製紙博物館で韓紙の製紙技術が再発見された。山林庁の国立山林科学院が27日、発表した。

紙の専門家、ダード・ハンター氏は1993年にソウルで購入した韓紙の造紙道具「紙すき木枠」(桁)と「すだれ」(簀)を使い、韓紙を製造し、その過程を著書で紹介した。

同院とチョ・ヒョンジン韓紙研究所は、文献調査などを行い、この造紙道具が韓紙の伝統製紙技術であることが分かった。

これまでの韓紙の作り方は、木枠(桁)を両手で水に差し入れ、手早く揺らし、桁からすだれ(簀)を外すという形だった。日本による植民地時代から使われている日本式だという。

今回、再発見されたのは、材木が置かれたすだれを二人で持ち上げ、手早く揺らす。材木が桁の役割をして、水は流され、原料のみが残るという作り方だ。紙すき木枠は、縦148センチ、横72センチの松で作られた。すだれは、縦125センチ、横72センチの竹で作られた。

同院の山林バイオ素材研究所長、ソ・ジョンウォンさんは、「韓紙の研究資料として意味深いものだ」とコメントした。


ASD

韓紙の造紙道具「紙すき木枠」(桁)と「すだれ」(簀)


kimhyelin211@korea.kr