第12回シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで優勝した韓国のヤン・インモ氏=29日、フィンランド・ヘルシンキ、Minna Hatinen撮影
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
29日(現地時間)、フィンランド・ヘルシンキで開かれた第12回シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで韓国のヤン・インモ氏が優勝した。韓国人としては初めてとなる。
ヤン氏は6人のファイナリストのうち1位だった。2位は米国のNathan Meltzer氏、3位はウクライナのDmytro Udovychenko氏だった。
シベリウス国際ヴァイオリンコンクールは、フィンランド・シベリウス協会が主催し、1965年から5年ごとに開催されている。満30歳以下のヴァイオリン奏者を対象とする。
2005年のコンクールでは韓国のシン・ヒョンス氏が3位に入賞した。日本からは2000年のコンクールで玉井菜採氏が2位入賞したのが、最高記録だという。
優勝者には、日本円で約400万円の賞金とトロフィー、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団と共演する機会が与えられる。
ヤン氏は「努力の成果が実り、幸せだ」とし、「欧州での活動を通じて成長したい」とコメントした。
ヤン氏は、2008年の錦湖(クムホ)英才コンサートでデビュー。2015年のパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで優勝し、美しい音色と完璧な技巧、深い音楽性で注目を集めた。
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