文化

2023.04.05

観光需要喚起策を発表する文化体育観光部のチョ・ヨンマン第2次官=文化体育観光部ホ・マンジン撮影

観光需要喚起策を発表する文化体育観光部のチョ・ヨンマン第2次官=文化体育観光部ホ・マンジン撮影


[ソウル=キム・ソナ]

文化体育観光部のチョ・ヨンマン第2次官は5日、海外メディアを対象に行われた記者会見で、韓国国内の観光需要喚起策「大韓民国 内需活性化 特急エンジンK-観光」を発表した。

たくさんの観光客に来てもらい、たくさん買ってもらうという戦略が盛り込まれている。

韓国文化前面に出して「2023韓国訪問の年」キャンペーンを積極的に展開し、宿泊や遊園地で使える割引クーポン、若者世代のワークライフバランスを保障する労働者休暇の支援拡大、6月を「旅行の月」に指定するなど、国内の観光需要を促進することが柱である。

また、国や世代に合わせた観光マーケティングを推進する。日本のゴールデンウィークには、日本のMZ世代が持っている韓国への関心が、実際の韓国訪問につながるよう、「韓日未来文化同行プロジェクト」を稼働させる。

中高年の韓流ファンを対象にしては、2003年に日本で放送され、大反響を呼んだ韓国ドラマ「冬のソナタ」を活用し、「『冬のソナタ』思い出の再構成」というキャンペーンを実施する。

5月1日前後から始まる中国の連休を受け、3月からは中国のオンライン旅行会社と共同で「もう一度韓国へ行こう」というキャンペーンを実施している。

ロードショー」は、「2023~2024 韓国訪問の年」を迎え、韓国観光を集中的にPRするために行われるイベントだ。

青瓦台(旧大統領府)と景福宮、北村・西村、北岳山を組み合わせてコース化し、韓国観光のランドマークにする。

また、10の伝統市場を厳選し、その地域の中心観光スポットにする。4月にはソウルフェスタ、5月には釜山ドリームコンサート、10月には韓流観光フェスティバルなど、全国の主要地域で大規模なK-POPコンサートやイベントが相次いで開催される。

その他、ビザ制度も改善される。入国者数が多く、入国拒否率が非常に低い米国、英国、フランス、スペイン、ドイツなどの22カ国・地域を対象に、2024年まで一時的に、電子旅行許可制度(K-ETA、電子渡航認証システムのこと)の免除を進める。利用者の利便性向上のため、中国語・スペイン語・フランス語・マレー語などの多言語対応を拡大し、認証の有効期限を従来の2年から3年に延長する計画だ。

トレンドを反映したビザの新設も推進する。韓国文化(Kカルチャー)研修ビザは6月、ワーケーションビザ(仮称:デジタルノマドビザ)は12月に導入される予定だ。

sofiakim218@korea.kr

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