文化

2024.01.18


[ソ・エヨン]
[映像=テレビジョン・アカデミー公式YouTubeチャンネル]

韓国系監督と主演俳優が活躍したネットフリックスのドラマ「BEEF/ビーフ~逆上~」が15日(現地時間)、米テレビ界の最高峰であるエミー賞で8冠王に輝いた。

「BEEF/ビーフ~逆上~」は、リミテッドシリーズ部門の作品賞をはじめ、韓国系のイ・ソンジン監督が監督賞と脚本賞、同じく韓国系のスティーヴン・ユァンが主演男優賞を受賞した。また、ヒロインのアリ・ウォンは主演女優賞を受賞し、ほかにもキャスティング賞、衣装賞、編集賞も獲得した。

イ監督は、「作品に出てくる、登場人物が自殺したいと思うシーンは、実は私が経験したことだ」とし、「このドラマを見て、他人に話しづらい自分の苦しい経験を聞かせてくれた人に感謝する」とコメントした。

エミー賞の授賞式で記念撮影をする受賞者ら=15日(現地時間)、米ロサンゼルス、聯合ニュース

エミー賞の授賞式で記念撮影をする受賞者ら=15日(現地時間)、米ロサンゼルス、聯合ニュース


スティーヴン・ユァンは、「ブラック・バード」のタロン・エジャトン、「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」のエヴァン・ピーターズ、「Weird: The Al Yankovic Story(原題)」のダニエル・ラドクリフを抜いて主演男優賞を受賞した。

スティーヴン・ユァンは受賞後、自分が演じた役「ダニー」に感謝を表し、「偏見と羞恥心は、非常に寂しい感情だが、同情と恩恵は私たちを一つにさせる」とコメントした。

「BEEF/ビーフ~逆上~」は、あおり運転をきっかけに、報復の応酬に身を投じてしまう2人の男女をコミカルに描いたダークコメディ作品。

作品性が高く、俳優らの頭ひとつ抜けた演技力が認められ、エミー賞以外にも、ゴールデングローブ賞の作品賞(リミテッド・シリーズ、アンソロジー・シリーズ、テレビ映画部門)、主演男優賞と主演女優賞を受賞した。また、米クリティクス・チョイス・アワードでは作品賞(リミテッドシリーズ部門)、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞を受賞した。

xuaiy@korea.kr