文化

2024.03.22

2019年6月25日、カナダのグリフィン詩賞を受賞し、記者会見に臨む詩人のキム・ヘスンさん(中)=聯合ニュース

2019年6月25日、カナダのグリフィン詩賞を受賞し、記者会見に臨む詩人のキム・ヘスンさん(中)=聯合ニュース


[チェ・ジヌ]

詩人キム・ヘスンの詩集「翼の幻想痛」(原題)が21日、米ニューヨークで開催された全米図書批評家協会(NBCC)の授賞式で、詩部門の受賞作に選ばれた。韓国作家が同協会賞を受賞するのは初めて。

同作品は、キム詩人がデビュー40周年を迎えた2019年に出版した13冊目の詩集。英語版のタイトルは「Phantom Pain Wings」で、翻訳は韓国系米国人の詩人チェ・ドンミ氏が手掛けた。

今年の詩部門の最終候補は5作で、翻訳作品は「翼の幻想痛」のみだった。

同作は、米紙ニューヨーク・タイムズが昨年12月に発表した「今年最高の詩集5冊」に選ばれ、注目を浴びた。

全米批評家協会は、米国のメディア・出版に携わる図書評論家らが1974年ニューヨークで立ち上げた非営利団体。1975年から毎年、米国内で英語で書かれた最高の本を選定し、詩・小説・ノンフィクション・伝記・翻訳書の部門に分けて授与する。

詩人キム・ヘスンの詩集「翼の幻想痛」の表紙。英語版(左)と韓国語版=文学と知性社

詩人キム・ヘスンの詩集「翼の幻想痛」の表紙。英語版(左)と韓国語版=文学と知性社フェイスブック


paramt@korea.kr