文化

2024.05.02

青瓦台本館で行われる特別展示の様子。韓国伝統絵画の特徴を学習したAIが作り出した各国首脳の肖像画=文化体育観光部

青瓦台本館で行われる特別展示の様子。韓国伝統絵画の特徴を学習したAIが作り出した各国首脳の肖像画=文化体育観光部


[イ・ギョンミ]

青瓦台(旧大統領府)の一般開放から2年を迎え、様々な文化イベントが開催される。

青瓦台本館では、「首脳の握手、自由の約束」特別展が7月29日まで開催される。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がここ2年の間、科学技術・国防・文化産業などで行った首脳外交の記録をメディアアート、各国首脳からの贈り物などを通じて紹介する。

特別展と連携し、「希望を描く子供たち:ウクライナ児童画展」が6月3日まで、春秋館の2階で開催される。戦争を経験したウクライナの子どもたちの日常と希望を描いた約150点が展示されている。昨年7月、尹大統領夫妻がウクライナを訪問した際、キーウの児童権利センターで、子どもたちの絵を見たことが開催のきっかけとなったという。

「国民と共に歩む青瓦台、世界と出会うK-カルチャー」をテーマにした音楽会は、7日に青瓦台の大庭園で行われる。国家有功者、社会的弱者、多文化家族などの一般国民400人余り、外交使節や外国人留学生など韓国滞在の外国人700人余りが出席し、韓国の伝統音楽、クラシック、K-POPなど、様々なパフォーマンスを楽しむ。

最近、急増している外国人観覧客のために、従来は韓国語と英語のみ対応していた青瓦台ウェブサイトを、日本語と中国語でも対応することにした。外国人がメールアドレスで認証して予約できるよう、システムも改善した。

同部と財団は、「旧大統領府の青瓦台が国民に開放されたことは、韓国歴史の主人公は国民であることを意味する」とし、「歴史的象徴性・特殊性を持つ青瓦台に、複合文化スペースとしての新しいアイデンティティーを加えることで、国民にもっと近い存在として感じてもらえるようにしたい」と明かした。

km137426@korea.kr