昨年、ベルギーで行われた韓流関連イベントの様子=CSR公式インスタグラム
[イ・ジヘ]
動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)・コリア」は15日、データ分析企業「KANTAR(カンター)」と共同研究を通じて作成した白書「ショート動画時代における韓流:短くて強いコンテンツで勝負する」を公表し、韓流マーケットの規模が2030年には273兆ウォン(約31兆円)に達するとの見通しを示した。
白書によると、「前例のない韓流の成功は、韓国企業の目覚ましい成長ぶりや海外進出に支えられており、鈍化の兆しは見えない」とし、「韓流への支出は、今年760億ドル(約12兆586億円)に上る」という。
その上で、「韓流への支出規模は2030年までに2倍以上増加し、1430億ドル(約22兆6905億円)以上に成長するだろう」とし、「まだ韓流に関する消費をしたことのない潜在顧客まで含むと、2030年には約1980億ドル(約31兆4136億円)になる」と説明した。
今年4月、米国・インドネシア・タイ・ベトナムの18~45歳の消費者2018人のうち、92%が韓国ドラマや歌謡の影響を受け、韓国製の商品や韓国ブランドにもっと関心を持つようになったと白書はいう。
この4カ国の消費者のうち75%は、韓国ドラマやK-POPの影響により韓国の基礎化粧品にもっと関心を持つようになったと答えた。また、57%は韓国のウェブトゥーンやドラマがきっかけで韓国料理を食べてみたと答えた。
カンターのアジア太平洋地域インサイト事業最高責任者であるチェン・タイ・レオン氏は「韓流は、驚異的な(発展)スピードや影響力でグローバル産業へと成長している」とし、「企業が韓流ブームをビジネスチャンスとして活用すべきだ」と主張した。
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