2020年3月8日、金浦空港で日本へ向かう乗客らが搭乗手続きをしている様子=聯合ニュース
[キム・ヘリン、イ・ギョンミ]
韓国政府は22日、新型コロナウイルスの影響で中断していたソウルの金浦空港と羽田空港を結ぶ路線を29日から再開すると発表した。2年3カ月ぶりの再開となる。
金浦~羽田間の定期便について、1週間に8往復、合わせて16便を運航することで日本側と合意したという。大韓空港(水・土)、アシアナ空港(水・土)、日本空港(木・日)、全日本空輸(月・金)が週2回ずつ運航する。両国は今後、需要の増加傾向や航空会社の準備状況などを考慮し、7月以降は便数を増やしていく計画。
2003年から運行を始めた金浦~羽田路線は、ソウルと東京を結ぶ便として、搭乗率が98%に達する「ドル箱路線」とされている。コロナ禍前の2019年には定期便だけで週84回運行していたが、コロナの拡大により2020年3月から運行を中断していた。
2020年4月以降中断していた観光目的の短期訪問ビザ(C-3)の発給も今年6月から再開され、金浦~羽田路線での訪韓・訪日観光も可能になった。日本は現在、団体観光客のみ入国可能となっており、個人で日本を旅行することはできない。しかし、日本人は個人・団体を問わず、韓国を旅行することができる。
文化体育観光部は、今回の路線再開を受け、金浦空港内に外国人観光客を歓迎するブースを設置し、韓国観光再開のメッセージを発信する。
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