食・旅行

2024.04.22

文化体育観光部と韓国観光公社が外国人観光客に向けて、7つのK-コンテンツ観光商品を選定した=in the SOOPのホームページ

文化体育観光部と韓国観光公社が外国人観光客に向けて、7つのK-コンテンツ観光商品を選定した=in the SOOPのホームページ


[パク・ヘリ]

韓国ドラマのロケ地ツアーやK-POPのレッスンなど、韓流コンテンツを体験できる観光商品が発売される。

文化体育観光部と韓国観光公社はK-コンテンツのロケ地を観光名所として開発することと、旅行会社などが作った7つの商品を選定し、開発や広報を支援すると21日、明らかにした。

今回、選定された観光商品には、BTSのリアルバラエティー番組『In the SOOP BTS』のロケ地である江陵(カンヌン)と平昌(ピョンチャン)を訪れる「In the SOOP BTS平昌ロケ地ステイツアー」がある。ツアーでは観光名所を見た後、サービスエリアで「ソトクソトク」を食べることができる。「ソトクソトク」とは、ソーセージとお餅の串焼きに、甘辛いタレやケチャップなどをつけて食べる料理だ。。

その他にも、「ガールズグループと踊ろう!ダンス&ショート動画体験」や、「ドラマ『私の夫と結婚して』ツアー」、「ドラマ『無人島のディーバ』ソウル~尚州(サンジュ)日帰りツアー」といった観光商品が選ばれた。

昨年第4四半期の外国人観光客実態調査では、外国人が韓国旅行に関心を持つようになったきっかけは「韓流コンテンツ」が31.9%で最も高かった。しかし、外国人観光客にとって、個人でロケ地を訪れるのは簡単なことではなかった。また、旅行会社にとっても、コンテンツの知識財産権(IP)問題があるので、韓流スターやヒット作品などを広報に活用することが難しかった。

これを受け、文化体育観光部は選定された商品を、ベトナムのハノイ、フィリピンのマニラ、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、マレーシアのクアラルンプールなどで開催される「K-観光ロードショー」でお披露目し、広報活動に力を入れる予定だ。

昨年、海外における韓流の実態調査で、インドネシア、ベトナム、マレーシア、UAEなど東南アジアや中東地域で韓流コンテンツの消費の割合が高いことが分かった。この市場を初期に開拓することを目標に、東南アジアや中東地域をターゲットにして企画やマーケティングに集中する。

文化体育観光部のパク・ジョンテク観光政策局長は「今回の事業をきっかけに、旅行業界やK-コンテンツ企業の協業が活発になってほしい。今までになかった新しい観光商品の開発につながることを期待する」と述べた。

hrhr@korea.kr