[名古屋=岩田恵(日本)]
[写真=岩田恵]
ハングル文字と韓国料理が大好きなのになかなか韓国に行くことのできない、名古屋近郊住まいの私。そんな私のささやかな楽しみのひとつが韓国食材専門店に足を運び買ってきた材料を使って料理をすることです。そんな私は、皆様に名古屋市内にある韓国食材専門店を紹介したいと思います。韓国のラーメンやスナックが食べたくなったとき、自作の韓国料理をふるまいたくなったときにももってこいです。商品によってはハングル版パッケージの商品が取り扱われており(もちろん日本語パッケージのものもありますが)、韓国旅行のお土産が足りなかった時なんかにも使えちゃうかも!? また、店舗によってはお惣菜や生活雑貨も扱っています。
名古屋市内には韓国スーパージュノや韓国特送などの韓国食材店がありますが、やはり名古屋の韓国食材店というと私が昔よく行ったお店で市内に5店舗を展開する㈱ナリタさん。今回は、5店舗のうちの本店に久しぶりに行って、買ってきたプチンカル(부침가루/チヂミ粉)で料理を作ったので特にそのことについて書こうと思います。
まず本店の場所ですが名古屋駅の西側、ビックカメラの裏手の路地に入ったところにあります。
愛知県名古屋市にある韓国食材店「㈱ナリタ」本店の外観。車を持たない私は公共交通機関で行きやすいこと重視のため関係ありませんが、店にも付近にも駐車場はありませんのでお車でお越しの方はお気を付けください。
ところで、㈱ナリタさんの特徴といえば、店舗ごとに作られている惣菜・弁当から、チヂミやキンパ(김밥/韓国海苔巻き)のみならず鶏の足の炒め物であるタッパル(닭발)のようなマニアックなものまでおかれていることです。また、韓国スタイルの本格的なキムチも多くの種類を取扱っています。店舗によってはイートインスペースもあって買ったものがその場で食べられるのですが残念ながら本店にはありません。また個人的に珍しいと思うのが、コリアタウンにある韓国食品専門店でもないのに、プチンカルやコチュジャン(고추장)などのPB製品があることです。チャミスル(참이슬)はもちろん、C1(시원)やハルラサン(한라산)、チョウンデー(좋은데이)など韓国各地の焼酎も扱っているので、本場韓国でもなかなかできない焼酎の飲み比べだってできます。久しぶりに足を運んだ私は今回、PBのプチンカルと人生で今のところ1度だけの韓国旅行の時に訪れた釜山で入った飲食店で飲んで帰国前に追加で買ってしまったほどのお気に入りの韓国焼酎であるC1を買ってきました。
今回の買ってきたプチンカルとヤンパジョン(玉ねぎチヂミ)の材料。日本全国どこでもありふれているようなもので作れるし、オススメです。
このプチンカルを使って、後日ヤンパジョン(양파전/ 玉ねぎチヂミ)を作りました。韓国好き歴の長い私にもちょっと違和感があるのです。チヂミというとニラだ海鮮だというイメージなのかもしれませんが、このヤンパジョンがけっこうにおいしいのです。
具は玉ねぎとパプリカとエビだけ。ポン酢は食べるときにつけるタレにします。ごま油で焼けば韓国感が増します。
まずは、玉ねぎとパプリカを自分で食べやすいと思う長さと厚みに刻みます。
赤パプリカと玉ねぎ
粉や水とともにボールに入れて混ぜます。材料の写真にあったような立派なエビがないときはこの段階で下の写真のように日本のお好み焼きに入れるような乾燥した小エビを入れて混ぜましょう。とにかくなんでもいいのでエビが入ると味・香りともによくなります(が、なかったならないなりでおいしいので省略しても大丈夫です)。
粉と水の加減がわからなかったら袋の裏に代表的な具材と作り方が書かれているので参考にしてください。
あとはやや多めの油をひいたフライパンで両面をきつね色になるまで焼くだけです。
ヤンパジョンを作る過程
さあ、これで完成です。잘 먹겠습니다(チャルモッケッスムニダ/いただきます)!
できあがったヤンパジョンとミヨックク(미역국)風のわかめスープ、韓国焼酎、。焼酎は専用グラスで飲むとさらにおいしいです。
この日は自作のヤンパジョンをつまみに、前々から買ってあったチャミスルとC1両方を飲み比べ。昼間っから自作のヤンパジョンをつまみに2 種類に焼酎をのみくらべとは、なんとまぁ、贅沢なことなのか。ちなみに、韓国料理を食べるときには釜山旅行の時に買ってきたスジョ(箸とスプーンのセット)を使うのがこだわり。
名古屋周辺以外の地域にお住いの皆様、皆様の街にはいくつの、またどんな韓国食材専門店がありますか?私のようになかなか韓国に行くことのできない方も、家などで韓流ドラマやK-POPを流しながら韓国食材専門店で買ってきたものやそれを使って自作した料理を食べて、ちょっとした韓国旅行気分を味わってみませんか?
この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
km137426@korea.kr