無観客試合でのチアリーダー=コリアネットDB
[京都=西川義浩(日本)]
日本より一足早く開幕した韓国プロ野球、新型コロナウイルス感染症の影響で無観客試合ながら球場の「チアリーダー」を含む応援団の姿はメディアでずっと取り上げられていました。
開幕当初の無観客試合でのチアリーダーはマスクは着用しているものの、コスチュームなどは以前のまま華やかな感じです。しかし、各球団は球団の公式YouTubeサイトから試合中継をリアルタイムで配信しており、ファンの声援を意識ながらの応援をしています。
韓国プロスポーツ界とチアリーダーの存在とは切り離せないものがあります。野球、バスケットボール、バレーボールとあらゆるチームにはチアリーダーが存在して、スポーツの試合場で、ダンスや応援のパフォーマンスを行い、場の雰囲気を盛り上げます。
日本のスポーツ界におけるチアリーダーの存在としては、社会人野球や学校のスポーツ大会の応援で見かける程度で、その大半は社員だったり生徒だったりが実情です。
しかし、韓国では職業としてのチアリーダーが確立されており、プロフェッショナルな集団という印象を受けます。
韓国のチアリーダー「パク・キリャン」=RS ENT
韓国で一番有名なチアリーダーといえば、「パク・キリャン」で間違いないでしょう。
彼女の経歴が凄いのが「ロッテ」のプロ野球チーム、「サムスン」のプロバレーチーム、「KT」のプロバスケットボールチームに所属している事です。
韓国のチアリーダー「パク・キリャン」=RS ENT
球技変わればライバルとなってしまう環境の中でも活躍出来るプロ意識の高さには驚くばかりです。
また、チアリーダーの先駆者的な存在だった彼女は、チアリーダーの待遇改善の為にチアリーダーの協会の設立を目指すなど、公私に渡り現在でも活躍しています。
韓国のチアリーダー「パク・キリャン」=RS ENT
新型コロナウイルス感染症の予防の為にファンとの距離の確保など制限された環境の中での活動ですが、実際にチアリーダーを見る機会があれば、きっと一緒に応援したくなるのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の余波がこれ以上拡大しない事を願うばかりだ。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr