名誉記者団

2020.11.18

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強風で裏返しになる傘と市民らの様子=8月26日、全羅南道・木浦、聯合ニュース

強風で裏返しになる傘と市民らの様子=8月26日、全羅南道・木浦、聯合ニュース


[大阪=池末瑛一(日本)]

7月から10月にかけて日本やってくる台風シーズン。強い風とともに激しい雨を伴います。

台風とは、太陽の強い日差しによって、海面の水が温められ、水蒸気となって空の上に上っていきます。それが大きい雲を作ります。湿った熱い空気が集まってきて、渦を巻くようになります。渦を巻く空気の流れが速くなって、風が強くなると、台風へと変化します。

今年は、11月までに22号まで発生し、日本に7個接近。朝鮮半島には、5個接近し、消滅しました。接近したどれもが強い台風で、被害の大きさに驚嘆する日々でした。

韓国の台風には「ノグリ」や「チャンミー」などの名前がついていました。ドラマや映画で出てきた聞き覚えのある言葉だったので不思議に思いました。

日本の気象庁によると、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風は、共通のアジア名として、同領域内で用いられている固有の名前付けると決めれられています。「中国」、「日本」、「韓国」、など計14か国が参加しています。それぞれの国が10種類の名前を提案し、14か国ごとにその10種類毎、使われています。140個で一巡する形です。

そこで韓国の台風名を例にとって意味を調べてみると、

ケーミー(蟻)・チェービー(燕)・ナーリー(百合)
ノグリー(狸)・チャンミー(薔薇)・コーニー(白鳥)
ミリネ(天の川)・メーギー(鯰)・ノルー(ノロジカ)・トクスリ(鷲)

など10種類が使われています。

2020年に発生した台風でいうと「チャンミー」が台風5号、「コーニー」が台風19号です。

名前に統一性はないですが、人々に親しみのある名前を付けております。感心を持って防災意識を高めることや、各国地域の文化の尊重や連携強化、相互理解の推進になるとのことです。

自然災害は、避けることの出来ないものですが、出来うる限り備えを万全にすることが重要です。また、被害にあわれた方々が一刻も早く日常に戻れますよう、被害が少しでもないように、願いたいものです。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr