名誉記者団

2021.11.19

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完成したダルゴナ焼き=村山公子撮影

完成したダルゴナ焼き=村山公子撮影


[東京=村山公子(日本)]


Netflixで話題の韓国ドラマ「イカゲーム(오징어게임)」に登場する「ダルゴナ」が話題になっています。ダルゴナとは日本で言う「カルメ焼き」のことで韓国では昔から食べられているお菓子です。ドラマ内では「뽑기(ポッキ)」と紹介されていました。「뽑기(ポッキ)」とは日本語で「抜く」という意味で、型でかたどったものを抜いて遊ぶことから「뽑기(ポッキ)」と呼ばれているようです。


さらに地域ごとに名称が違うようで調べてみると、様々な呼び方で呼ばれていることが分かりました。主にソウルではダルゴナ、他の地域では쪽자(チョッジャ)、국자(クッジャ)、포또(ポット)、띠기(ティッキ)、파짜꿍(パッチャクン)、똥과자(トンカァジャ)のように様々な名称で呼ばれているようです。ソウル出身の韓国人の主人に聞いてみると幼少期は「뽑기(ポッキ)」と呼んでいたそうで、道端で屋台販売していておやつ代わりに食べていたそうです。「ダルゴナ」という呼び方は割と最近の名称のようです。


「イカゲーム」が大人気! 今韓国で話題のスポットとは=イ・ギョンミ撮影

「イカゲーム」が大人気! 今韓国で話題のスポットとは=イ・ギョンミ撮影


韓国では昔から道端で販売していた「ダルゴナ」。コリアネットのイ・ギョンミ氏が、「イカゲーム」の撮影現場で実際に「ダルゴナ」を作った夫婦が営む屋台の取材記事があるのでぜひご覧ください。韓国ではこのスポットが連日大繁盛しているようです。


【「イカゲーム」が大人気! 今韓国で話題のスポットとは】

https://japanese.korea.net/NewsFocus/Culture/view?articleId=205094


このように韓国でも話題の「ダルゴナ!」日本でも「イカゲーム」の影響で話題になっており、国内唯一、型抜き菓子を作る駄菓子メーカーには注文が増えているようです。


お菓子専門店「なつ菓子屋」で販売しているカルメ焼き=なつ菓子屋公式ホームページ


韓国の「ダルゴナ」と日本の「カルメ焼き」の違いを調べてみると、「カルメ焼き」はザラメまたは三温糖を少量の水とともに加熱して溶かし、125℃に達したら重曹を加え、手早くかき混ぜて炭酸ガスの発泡を促し、冷却しながら軽石状に固めたものです。冷却の際は、発泡して膨らんだ状態で固めて成型するのでサクサクした食感です。

一方、韓国の「ダルゴナ」。材料は同じですが、お煎餅のようにわざと薄くし固め、ザクザクした食感です。「カルメ焼き」は発砲させるのが難しく、作るのが大変ですが、「ダルゴナ」は発砲させる必要がなく、薄く成型すれば良いので作りやすいのが特徴です。


そんな大人気の「ダルゴナ」をお家で作ってみようということで、作ってみました。



【材料】
砂糖、食用重曹、クッキー型、割りばし、大スプーン、クッキングペーパー、
小さいフライパン


注意点は2つ!砂糖をあまり焦がしてしまうと苦くなってしまうので砂糖が全て溶けたら重曹を入れてください。更に重曹を入れすぎてしまうと膨らみすぎて、苦くなってしまうので注意が必要です。


完成したダルゴナを直接抜いている様子=村山公子撮影


味はキャラメルのようにほろ苦いで、子供も大人も好きな味です。そのまま食べても美味しいですが、子供は牛乳に入れてダルゴナ牛乳、大人はコーヒーやカフェオレに入れてダルゴナコーヒーにしても美味しいです。材料も少なく出来上がったものを子供と「뽑기(ポッキ)」して遊ぶのも楽しいです。簡単に作れるのでぜひ作ってみてください。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。


km137426@korea.kr