名誉記者団

2022.09.13

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[大阪=花野友季子(日本)]

[映像=メタシアター]

韓国ミュージカルを存分に楽しめるK-MUSICAL WEEKが7月27日から5日間、大阪で開催されました。東京では韓国創作ミュージカル『EQUAL』が8月5日から全17公演の上映が行われ、オンラインで全世界に配信されました。

K-MUSICAL WEEKは、MetaTheater(メタシアター)が主催、駐大阪大韓民国総領事館韓国文化院が後援し、SHINSWAVEが制作するミュージカルの上映会です。2019年の大阪公演から3年ぶりに日本のファンと交流する場を用意してくれました。


K-MUSICAL WEEK=花野友季子撮影


K-MUSICALとは韓国のミュージカルのことであり、近年、オンラインを通じて世界中で鑑賞されているコンテンツの一つです。


今回、「ALTARBOYZ」、「EQUAL 2021」、「タイヨウのうた」の3作品の映像をホールの大スクリーンで鑑賞することができ、7月29日・30日は鑑賞後、主演俳優たちの特別イベントが準備されていました。


会場の様子=メタシアター提供

会場の様子=メタシアター提供

会場の様子=メタシアター提供

会場の様子=メタシアター提供

会場の様子=メタシアター提供


会場には中高年夫婦や仕事終わりの会社員、特に女性が多く来場していました。

今回上映された3作品のうち、「タイヨウのうた」は日本で2006年に公開された映画です。香港映画『つきせぬ想い』をベースに、歌を通して気持ちを伝えようとする難病少女のピュアな想いを描くラブ・ストーリー。

韓国では創作ミュージカルとしてリメイクされ、2021年に初公演が行われました。今回のイベントでは、2022年6月公演が上映されました。


「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供

「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供

「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供

「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供

「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供

「タイヨウのうた」ワンシーン=メタシアター提供


ミュージカルのストーリーは、真夏の日差しのように眩しい少年「ハラム」と、真夏の月明かりのように輝く少女「ヘナ」の成長と友情、愛の物語を込めた青春恋愛ドラマ。主演はアイドルから実力派まで豪華なキャストで注目を集め、世界114の国と地域で、8万人超の観客を魅了した話題作です。

原作と違う点は大きく2点あります。
まず、少女の親が父親だけであることです。母親の分まで愛情をまっすぐに注いで、娘を想って行動する姿が目に焼き付きました。

次に「ノールカップ」という都市が登場します。主人公がいつか行きたい場所として、「その場所, ノールカップ」の歌詞にも出てきました。”ノールカップ”は、ヨーロッパ最北端、ノルウェー北部のマーゲロイ島にある岬。夏は沈まない太陽を、真冬は太陽がのぼらない極夜を体験できるそうです。

7/29(金)「タイヨウのうた 2022」ハ・ソンウン×キム・ナムジュ(Apink)千秋楽公演(2時間)の上映と、俳優らによるライブ&トーク「JAPANプレミア」が1時間弱行われました。「タイヨウのうた」は韓国では創作ミュージカルとして上演され、ソン・ゴニさん、クォン・ウンビさん、キム・ナムジュさん(Apink)、キム・ジュホさん、チョン・ダエさん、チョ・ウォンソクさん、キム・ギョンロクさん、キム・ハンソルさん(脚本・作詞)、ハン・ボラムさん(作曲)の9名が来日しました。

ミュージカルを観終わって、すべての観客が美しい青春と初恋を思い出したのではないでしょうか。私はどこか温かく、優しい気持ちに包まれました。

出演者が舞台に登場し、一人ずつ日本語で簡単な自己紹介をしてくれました。そして冒頭の「そんな日が来るかな」をキム・ナムジュさん(ヘナ役)、ソン・ゴニさん(ハラム役)として、それぞれシーンを演じながら歌唱。父親と友人がヘナを想って歌う「こんなに日差しが綺麗なのに」を、キム・ジュホさん(ジュヌ役)、チョン・ダエさん(友人ボム役)が歌うとヘナを想う心を感じることができます。

ライブで特に印象に残ったのは、ラストに「Good-bye days」を出演者全員並んで披露し、ソン・ゴニさんが1フレーズ日本語で歌ってくれたことです。会場も一体となってリズムに合わせ手を振り、とても名残惜しかったですが、実際に生歌を聴くことができて心に響く素敵な時間でした。


出演者&スタッフの集合ショット=メタシアター提供

出演者&スタッフの集合ショット=メタシアター提供


私はスクリーンでミュージカルを観ることがはじめてだったのですが、“劇場を超える劇場(メタシアター)”を音響が素晴らしく、没入感がとても高かったです。また、場面転換や幕間がないため一本の映画を観るくらいの感覚で新鮮でした。

オンラインで体験できることをうまく活用しながら韓国への愛を深めたいと思います。

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr