名誉記者団

2023.09.19

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【文・写真・映像=やのけいすけ】

7月22日(土)に開催された大阪韓国文化院・ソウル新聞共催の「2023 K-POP COVER DANCE FESTIVAL in Japan」への取材をしてきました。この大会は、K-POPカバーダンスを踊る全国の応募チームの中から動画審査による一次選考を通過したチームだけが参加できる全国大会です。全国大会で優勝すると韓国で開催される世界大会に出場することができるという注目の大会です。筆者は、カバーダンス専門のメディア「Dance Cover Lab」を運営し、カバーダンスに関連する情報の発信や動画撮影などの活動を行っています。


1。出演者のパフォーマンス

まずは抽選でパフォーマンスの順番を決めます。各チームの代表者がくじを引いています。
公演前の出演者による順番決め

公演前の出演者による順番決め


こうして順番が決まり、パフォーマンスが始まりました。どのチームも本当にレベルの高いダンスで感動しました。それでは、1番目のチームから15番目のチームまで写真で見ていきましょう!
1番目のチームから15番目のチームまで

1番目のチームから15番目のチームまで


いかがでしたでしょうか。素敵なパフォーマンスの迫力と、照明やステージの素晴らしさも伝わると嬉しいです。 予選を勝ち抜いてきたチームだけあってどのチームも非常にレベルが高く感動的でした。その中で特に印象に残った2チームを紹介したいと思います。

KANUN waVe
曲はNMIXXのLove Me Like Thisです。この曲は、NMIXXのダンスと歌唱力の高さをフルに引き出していると言える曲です。特にその振り付けや細かな強弱からしても強固な基礎力・チームとしてのレベルの統一感がないと揃って見えない・力強さが伝わらない、かなり踊る難易度が高い曲だと思います。
NMIXXのまず曲が始まった瞬間、歌っている?と思うほどのリップシンク・表情管理、音への体の乗り方でした。ダンスも手の軌道から角度、静と動までチーム全員で一糸乱れずに揃っていました。ここで感じた素晴らしい点は、この曲に必要な力強さ・勢いは維持したまま、振りの精度を保っていたところです。リズムを取り腰を落としながら手を上に上げる振り付けでも、手首の角度から腰の高さまで揃っていました。これは分かりやすく言うと、リフティングをしながらキャッチボールをするくらい上下それぞれの難易度があったと思います。また、アップテンポの中で行われるリズムの取りにくい首のアイソレーション、頭を振る際の髪の毛の動き、全くズレない足踏み等どれを取っても完成度の高さを感じました。振り付けの精度もそうですが、パフォーマンス中、常にステージから観客席に発信されていくオーラが凄かったです。

Twinkle Boys
曲はSuper MのJoppingです。Twinkle Boysは大会前から別の接点で取材をしていたため、本大会の応募曲を知った時はこの曲で行くのか!!と衝撃を受けました。難易度の高さを誰もが認めるこの曲を、ノーカットの通しの一発勝負でステージで揃って踊ることは想像するだけで大変なことです。

また、跳ぶ振付けの際の地面を蹴り跳ぶタイミング、跳びきった頂点での静止感、着地タイミングなどが非常に美しく印象に残っています。振付け自体とても早い振付けが多い曲なので、上半身の動きも揃いつつ、ジャンプやステップなどの下半身の動きも揃っていて美しかったです。同時に力強い動きと迫力、音への乗り方など見ていて気持ちがいいパフォーマンスでした。今回、残念なことに本来7人で大会に出場予定でしたが、メンバーの急なやむを得ない事情で2名が当日急遽出場できなくなってしまいました。そのため、大会の朝、7人フォーメーションから5人フォーメーションに変更し、本番に望んだとのことです。何も知らずに見ると気づかないほどよくカバーされていました。

大会直後に彼らへのインタビューをしたところ、「入賞を逃したことは悔しいですが、他の出場チームのレベルも非常に高くて尊敬しています。東京で行われる次回のUNIKP(大学対抗K-POPコピーダンスユニット日本一決定戦)では優勝できるよう頑張ります!」との意気込みを語ってくださいました。


2。ペク・グヨンさんのトーク&ダンスパフォーマンス

出演者のパフォーマンスが終了すると、本大会の第二のお楽しみイベント、ペク・グヨンさんのトークイベント&ダンスパフォーマンスがの時間になりました。ダンスパフォーマンスの曲は、韓国のオーディション番組「BOYS PLANET」で課題曲にもなった「Hot Summer」です。ペク・グヨンさんが振付をされているためご本人によるパフォーマンスです。

目の前で彼のパフォーマンスを見るのは初めてでしたが、人間の動きを超えているように感じられる、今まで見たことのないパフォーマンスで感動しました。
動画を撮影したので是非ご確認ください。


いかがでしたか。私は感動しました。

その後のトークイベントでは、ダンスを始めたきっかけやダンスの動きのコツの伝授など、普段聴くことができないようなお話を聴くことができ、楽しくもタメになりました。
古家正亨さんがMCであることもあり、掛け合いが楽しくテンポがよく、あっという間のトークに感じました。
ペク・グヨンさん

ペク・グヨンさん



3。ランダムダンス

続いてのお楽しみイベントは、ランダムプレイダンスです。ランダムプレイダンスとは、ランダムに流れる曲の一部を聞いてわかる人がどんどん前に出て踊るというものです。様々な曲が数十秒流れるので、踊れる人はどんどん踊ることになるのですが、大盛況でした。
ランダムプレイダンス

ランダムプレイダンス



4。結果発表

そして最後は結果発表です!全国から選ばれし15チームに対して審査員の厳正な審査を経て、各賞が発表されました。

優勝: KANUN waVe / NMIXX - Love Me Like This

準優勝: S:prit / NATURE – RICA RICA

3位: G BOYZ / THE BOYZ – ROAR

特別賞:Zingy / TWICE – LIKE OHH-AHH

本当におめでとうございました。力強さがありながら一糸乱れぬ綺麗なパフォーマンスでとても印象に残りました。 入賞とならなかったチームも、大変レベルの高いパフォーマンスで感動させていただきました。その練習量や創意工夫、準備などにかかった時間は大きなものだったかと感じられました。皆さんの努力に敬意を込めて拍手を送りたいと思います。

*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

hjkoh@korea.kr