かつて韓国には「東洋のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた愛国少女がいた。
1919年に巻き起こった三・一独立万歳運動に参加したリュ・グァンスン(柳寛順、1902~1920)だ。チュンチョン(忠清)南道チョナン(天安)のプロテスタントの家庭に生まれたリュ・グァンスンは、1918年に西洋人宣教師が設立したキリスト教学校であるソウルのイファ(梨花)学堂に入学する。
リュ・グァンスンは、1919年の三・一独立万歳運動に参加し、街頭デモを行う。朝鮮総督府が休校令を出すと、帰郷して天安やチョンジュ(清州)などの学校や教会などを訪問し、万歳運動を計画する。そして、万歳を叫んで独立運動を実行し、デモを主導した罪で日本の憲兵隊に逮捕される。
「リュ・グァンスン」の切手
ソウルに移送されたリュ・グァンスンは、懲役3年の刑を宣告され、ソデムン(西大門)刑務所に服役する。獄中で抵抗した彼女は1920年9月28日、拷問と栄養失調で19歳の若さで殉国する。1962年、大韓民国建国功労勲章が追叙される。
コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:郵政事業本部
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