朴槿恵大統領(右から4番目)が1日、湖南高速鉄道の開通式で笑顔で開通を祝っている
湖南(ホナム)高速鉄道は2日、本格的な運行に入った。着工から6年で時速300キロの高速列車が走るようになったのだ。湖南高速鉄道の開通で、1914年に湖南線が敷設されてから101年、2004年に京釜(キョンブ)高速鉄道が開通してから11年で、忠清(チュンチョン)・湖南地域でも高速鉄道サービスが開始され、全国が「半日生活圏」に入るようになった。
忠清北道(チュンチョンブクト)五松(オソン)駅から、忠清南道(チュンチョンナムド)公州(コンジュ)駅、全羅北道(チョンラブクト)益山(イクサン)駅、井邑(チョンウプ)駅を経て光州松亭(クァンジュソンジョン)駅までの総延長182.3キロの区間に高速新線を敷く湖南高速鉄道建設事業は、合計8兆3529億ウォンが投入された大規模な国策事業で、他の地域に比べて基盤施設が不足している忠清・湖南地域の経済活性化と国土の均衡発展を支援するために推進された。
1日に光州松亭駅で行われた湖南高速鉄道の開通式で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、高速鉄道の開通により湖南の経済は大きな飛躍のチャンスを迎えたと強調した。朴大統領は、「最初湖南線が開通した時、ソウルと光州を往来するのに片道12時間以上かかったが、これからは90分余りに短縮できるようになった。湖南高速鉄道は、地域経済を画期的に発展させ、社会文化的な交流と協力を促進し、国土の均衡発展に大きく貢献するだろう」と述べた。
また、「湖南高速鉄道の開通は、国民の生活と文化をさらに豊かにするだろう。今後、より多くの人が湖南地域の美しい自然と食べ物、様々な特産物や伝統文化遺産を享受し、楽しむことができるだろう」と、期待感を示した。
さらに、朴大統領は、「湖南高速鉄道が鉄道産業の海外進出の起爆剤になることを望む。休戦ラインを越えてアジア横断鉄道網につながり、より大きな未来に向かって進んでいかなければならない」と強調した。
1日、光州松亭駅で行われた湖南高速鉄道の開通式で、朴槿恵大統領は、「湖南高速鉄道は、地域経済を画期的に発展させ、社会文化的な交流と協力を促進し、国土の均衡発展に大きく貢献するだろう」と強調した
朴槿恵大統領(右)が湖南高速鉄道の列車で乗客と話を交わしている
湖南高速鉄道の路線図
開通式に先立ち、朴大統領は、金大中(キム・デジュン)コンベンションセンターで開かれた2015光州夏季ユニバーシアード報告大会に出席した。朴大統領は、大会の成功に向けた政府の支援とともに自治体間の協力、地域住民の積極的な参加を強調し、「安全管理と運営に不備がないよう点検を徹底してください」と求めた。
170カ国以上の若者が技を競い合う光州夏季ユニバーシアード大会は、7月3日から14日まで光州一帯で繰り広げられる。円滑な選手の輸送と観覧客の利便性のため、国土交通省は湖南高速鉄道の増便を推進することにした。
同日、朴大統領は、全羅南道羅州(ナジュ)革新都市の現場を訪問し、関係者を激励した。革新都市は、首都圏に所在する154の公共機関を全国10カ所に移転し、地域の成長拠点として開発する国策事業だ。現在、羅州には13の公共機関が移転している。
朴槿恵大統領(中央)が光州夏季ユニバーシアード準備状況報告会を主宰している
朴槿恵大統領(前の列の右から2番目)が全羅南道羅州市光州全南革新都市の現場を視察している
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:大統領府、連合ニュース
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