「国連が発表する電子政府ランキングでウズベキスタンが20段階も順位を上げたことには韓国専門家の貢献が非常に大きい」
ウズベキスタンのイスラム・カリモフ(Islam Karimov)大統領は17日にタシュケントでホン・ユンシク行政自治部長官を接見し「ウズベキスタンが目指している2030年の電子政府先進国として肩を並べられるよう韓国の協力を要請する」とし、上記のように述べた。
両国政府は、2013年から3年間運営された韓・ウズベキスタン電子政府協力センターを通じて電子政府の協力範囲を拡大し、センターの活動が終了してからも韓・ウズベキスタンの合弁法人の設立、仁荷(イナ)大学の分校運営などの民間での協力により電子政府協力を強化してきている。
ウズベキスタンのカリモフ大統領(左)ホン・ユンシク行政自治部長官が17日にタシュケントで接見して握手を交わしている
両国は公共行政分野での協力も強化している。
17日に開催された「韓・ウズベキスタン公共行政協力フォーラム」ではウズベキスタンのルスタム・アジモフ(Rustam Azimov)経済副総理が「(今回のフォーラムは)公共行政分野において相互互恵的でダイナミックかつ多角的な協力が行われているという証拠」と評価した。
アジモフ経済副総理をはじめとする政府関係者250人余りが参加した同フォーラムは、韓国の行政自治部とウズベキスタンの対外経済関係投資貿易省が共同で主催したもの。
行政自治部のホン・ユンシク長官は「韓国の経済・社会の発展には政府革新がその基礎になった。このような場で両国が政策を立てながら経験した現場の事例を共有し、多様な公共行政分野で協力が強化されることを期待している」と述べた。
17日にホン・ユンシク長官(左から2番目)とアジモフ経済副総理(右から2番目)が見守るなか、韓国の国家記録院とウズベキスタンの国家記録庁が「韓・ウズベキスタン国家記録協力覚書」を締結している
フォーラムでは行政自治部の政府統合電算センター、行政情報の共同利用、国家記録システムと法制処の法制情報システム、人事革新処のe-learning、郵政事業本部の郵便物流システムなど、韓国の電子政府の優秀事例が紹介された。また刑事司法共通システム、母子保健・感染症管理、知的財産権、電子特許システム、大学教員の育成などの経験を共有し、今後の協力方策について議論した。
コリアネット イ・ハナ記者
写真:行政自治部
翻訳:イム・ユジン
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