政策

2016.09.04

他の言語で読む
20カ国・地域(G20)首脳会合に出席するため、中国・杭州を訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が5日午前、習近平国家主席と首脳会談を行う。韓国青瓦台(大統領府)が4日発表した。

朴大統領は3日にロシアのウラジオストクでプーチン大統領と会談。北朝鮮の核を容認しない方針をあらためて確認し、両国の戦略的な協力関係を強化することにした。プーチン氏との会談を踏まえ、習主席にも北朝鮮制裁をめぐる国際社会の連携の必要性を強調するとみられる。

また、中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備について、朝鮮半島の安全保障のための自衛的な措置であり、中国など第三国を狙ったものではないとして、理解を求める見通しだ。

朴大統領はロシア訪問前に行った同国メディアとのインタビューで、「問題の本質は北の核とミサイルの脅威」として、北朝鮮の核問題が解決すればTHAAD配備の必要もないと明言した。

一方、朴大統領は5日午後には英国のメイ首相と首脳会談を行う。朴大統領が英国の欧州連合(EU)離脱決定後に就任したメイ首相と会談するのは初めて。世界の経済問題や両国の実質的な協力強化などについて議論するとみられる。

20160904_Hangzhou_01.jpg





記事・写真:聯合ニュース