韓国とマカオのパスポート保有者は28日から相手国・地域の自動出入国審査サービスを利用できる。写真はマカオ国際空港の自動出入国審査ゲート
韓国とマカオの訪問手続きがさらに便利になる。韓国とマカオ間で自動出入国審査サービスの利用が可能になったためだ。
韓国法務部とマカオ特別行政区による「韓国・マカオ自動出入国審査ゲートの相互利用合意」に基き、28日から韓国とマカオのパスポート保有者は相手国・地域の自動化ゲートを利用できる。
マカオの自動化ゲートを利用するにはまず国際空港登録センターを訪問し、指紋と顔写真を登録する必要がある。韓国の自動化ゲートも同じ手続きを経て利用できる。写真はマカオ空港の自動出入国登録センター
マカオで自動化ゲートを利用できるのは大韓民国のパスポートを保有する11歳以上の韓国人で、パスポートの残存有効期間が30日以上でなければならない。さらに、事前にマカオ国際空港またはフェリーターミナルなどに設けられた登録センターを訪問し、指紋と顔写真情報を登録する必要がある。パスポートの再発行や氏名などのパスポート情報に変更がある場合は再登録しなければならない。
マカオ特別行政区民の場合、17歳以上のマカオ電子パスポート保有者で残存有効期間が30日以上であれば韓国の自動化ゲートを利用できる。申込手続きはマカオと同様で、有効期限は登録日からパスポートの有効期間満了日の30日前まで。
今回の自動出入国審査ゲート相互利用措置は韓国とマカオ間で拡大する人的交流を考慮し、相互訪問における利便性をさらに高める目的で進められた。法務部によると昨年マカオを訪問した韓国人はおよそ55万4,000人で、2011年の40万人に比べおよそ40%増加した。
法務部の関係者は「現在韓国国民は香港の自動化ゲートも利用できるため、香港とマカオを同時に訪問する場合、韓国・香港・マカオの3国・地域を対面審査なしで往来できる。今後自動化ゲート相互利用の対象国をさらに拡大していく計画だ」と明かした。
コリアネット イ・ハナ記者
写真:法務部
翻訳:イ・スミン
hlee10@korea.kr