韓国では多くの人々が公共機関を訪問することなくインターネットやモバイルで住民登録謄本などあらゆる行政書類を発行したり税金の納付、年末調整、福祉政策、健康情報など暮らしに役立つ情報を得ている。
これらは国民中心の政府革新「政府3.0サービス」のおかげ。少しずつ日常に馴染んできている政府3.0サービスをより有効に活用するために、行政自治部(以下、行自部)は3日に「新年、チェックしておきたい政府3.0サービス10選」を紹介した。
行政自治部が紹介した「新年、チェックしておきたい政府3.0サービス10選」の中でも国税庁のホームタックスは経済活動をしている人なら誰でも1月に必ずチェックしておきたいウェブサイト。上はホームタックスのホームページ画面
行自部が紹介した政府3.0サービス10選の中でも国税庁の「ホームタックス(https://www.hometax.go.kr)」は経済活動をしている人なら1月に必ずチェックしておきたいウェブサイト。ここでは国税庁が提供する「年末精算簡素化サービス」をはじめ4大保険料(国民年金、健康保険、雇用保険、労災保険)、医療費資料などを手軽に確認できる。またスマホに「ホームタックスアプリ」をインストールしておけば年末調整の情報はもちろんあらゆる節税対策、税金の模擬計算の結果などがスマホでも確認できる。
車を持つ人なら自動車税の一括納付申請も1月にしなければならない。自動車税は通常年2回(6月と12月)の納付となっているが、1月に一括納付すれば税額が1割軽減される。地方税のインターネット納付サイト「ウィタックス(https://www.wetax.go.kr)」の付加サービスタブで申請できる。
区庁や住民センターを訪問しなくても政府請願ポータルの「民願24(http://www.minwon.go.kr)」では住民登録謄本などの行政書類の発行を無料で受けることができる。また、民願24に「私の生活情報サービス」を登録しておけば年金・過料・予防接種日・自動車検査日・休眠預金など41種の情報を個人のニーズに合わせてわかりやすく確認できる。
政府請願ポータルの「民願24」では区庁や住民センターを訪問しなくてもあらゆる行政書類、証明書の発行が可能で、年金・過料・予防接種日・自動車検査日・休眠預金などの情報を個人に合わせて便利に利用できる。イメージは民願24のホームページ画面
新年から変わる福祉政策などの情報は「福祉rO(www.bokjiro.go.kr)」で確認できる。ここでは今年から双子、三つ子を妊娠した妊婦が政府からもらえる支援金が70万ウォンから90万ウォンに引き上げられることや、前年より2万ウォン上がって12万ウォンになった一人親家族への児童手当、保育サービスの拡大といった情報はもちろん乳幼児、夜間診療病院の拡大などの情報も得られる。
政府3.0サービスはスマホ(アイフォン、アンドロイド系)でも利用できる。左からホームタックス、民願24、福祉rOのスマホアプリ画面
健康に興味のある人には「食品安全情報ポータル(http://www.foodsafetykorea.go.kr)」と「健康IN(http://hi.nhis.or.kr)」をお勧めする。「食品安全情報ポータル」ではライフサイクル別、分野別の食品および健康情報と購入したい食品、近くのレストランと学校の給食情報、不正・不良食品に関する情報などを提供する。さらに体重管理による健康マニュアル、個人に合わせた検診の日程・種類の案内と乳幼児の発達関連情報を得られる。
他にも不動産情報ポータルの「オンナラ(http://www.onnara.go.kr)」では不動産の実際の取引価格、最新の分譲情報、不動産ニュースなどをまとめて確認することができる。また不動産分野で変更される政策や動向もここで把握できる。
金融情報と金融商品を比較したいなら金融監督院の「金融商品一目で(http://finlife.fss.or.kr)」を訪問してみよう。このサイトでは今年初めから新しく発売される金融商品をすべて見比べ、自分に有利な商品を選べる。
教育に関心の高い家庭なら教師や生徒、保護者が手軽に学習資料を利用できる「エデュネット(http://www.edunet.net)」、学年に合わせて修学能力試験(センター試験)や学校教科の講義が受講できるEBS(www.ebsi.co.kr)サービスなども役立つだろう。
行自部のユン・ジョンイン創造政府組織室長は「日常の中で公共サービスをしっかりチェックし利用すれば時間と費用を大きく節約できる。新年には多くの国民が新しい政策、特典などを把握・利用できるよう、積極的に情報を提供していきたい」と述べた。
コリアネット ユン・ソジョン記者
翻訳:イム・ユジン
arete@korea.kr