日本の安倍晋三首相と電話で会談している文在寅大統領=30日、靑瓦台
[ソン・ジエ、キム・ヨンア]
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、日本の安倍晋三首相と首脳電話して北韓問題について議論した。
文大統領は、「北韓の挑発に対して韓国、米国、日本、中国をはじめ、国際社会が強く対応する必要がある」とし、「イタリアで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議の宣言文の採択過程で日本が主導的な役目を果たしたことを高く評価し、感謝する」と述べた。
また、「ただ、北韓が挑発するたびに断片的な措置を取ることも必要だが、根本的な解決策を模索することが重要だ」とし、「国際社会は北韓に対し強力に対応する一方で、核開発を放棄する場合は対話が可能だというメッセージを送るべきだ」と強調した。
安倍首相は、「主要7カ国(G7)首脳会議で北韓の核問題が国際社会の主要議題であることを確認した」とし、「北韓が核を完全に廃棄しなければならないという意見に合意した」と述べた。また、「(先ごろ相次ぐミサイル挑発は)国際社会への挑戦であり、けっして容認できない」とし、「北韓の核の脅威に対応するため日本は具体的な行動を取る考えであり、米国、韓国との安全保障協力をさらに強化する」と述べた。
「北韓への圧力強化に韓国が主導的役割を果たす必要があり、韓米日3カ国の連携、国連などを通じた国際的な努力が行われなければならない」と強調した安倍首相は、「文大統領の早期の日本訪問を要請する」とし、「先ごろ文喜相(ムン・ヒサン)日本特使が訪日したが、日本も韓国へ特使を派遣する計画」と述べた。
これに対して文大統領は、「今後も持続的に対話したい。特使を派遣したら直接に会談する」とし、「(7月)ドイツで行われる主要20カ国(G20)首脳会議で総理に会って対話することを期待する」と答えた。
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