米国のドナルド・トランプ大統領と握手する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)=12日、シンガポール・セントーサ島、聯合ニュース
[キム・ヨンシン、キム・ウニョン]
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と米国のドナルド・トランプ大統領が12日午前9時4分(韓国時間午前10時4分)、歴史的な初対面を果たした。
米朝首脳は、シンガポール本島南のセントーサ島で8秒間握手を交わした後、カペラホテルに向かった。米朝首脳は、最大の焦点である北朝鮮の非核化について議論するほか、北朝鮮の体制保証について協議する。
会談場へ移動した後、トランプ米大統領は「我々の会談は大成功するだろう。素晴らしい関係を持てることを光栄に思う」と切り出した。
続いて金委員長は「ここまで来るのは容易ではなかった。我々の足を引っ張る過去があり、誤った偏見と慣行が我々の目と耳をふさぐこともあったが、我々はその全てを乗り越えてここまで来た」と応じた。
米朝首脳が握手を交わすことを見る文在寅大統領(中)=12日、青瓦台、聯合ニュース
米朝首脳は単独会談と拡大首脳会談を行い、昼食を共にする。その後、トランプ米大統領は記者会見で会談結果を発表し、米国に帰る予定。
拡大首脳会談には、米国からはマイク・ポンペオ米国務長官やジョン・ケリー大統領首席補佐官(秘書室長)、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が参席し、北朝鮮からは金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長や金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長、李容浩(リ・ヨンホ)外相が参席する予定。
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