国連人権理事会の定例会合で演説する韓国の康京和外相=25日、スイス・ジュネーブ、外交部フェイスブック
[オ・ヒョヌ、イ・ギョンミ]
外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は25日(現地時間)、スイスのジュネーブで開幕した国際連合(国連)人権理事会の定例会合で演説し、旧日本軍による慰安婦問題を取り上げた。
康長官は、「旧日本軍による慰安婦被害者で、人権活動家だった金福童(キム・ボクドン)さんが83歳で、今年1月に亡くなった」とし、「生存する慰安婦被害者はわずか23人で、一生の苦痛が癒されないまま、すでに高齢になった被害者らが亡くなるという事実が非常に痛ましい」と述べた。
続けて、「去年、国連人種差別撤廃委員会が慰安婦問題に関して、被害者中心のアプローチの重要性を強調した」とし、「韓国政府はこれを受け止め、被害者を支持し、被害者のことが人々に忘れられないようにする」と説明した。
また、康長官は、女性・児童・難民など脆弱階層への国際社会の関心を呼びかけ、世界人権の保護・推進に向けた国際社会の取り組みに、韓国政府も積極的に参加すると宣言した。
最後に、「韓国は人権の保護・推進のための制度を設けて改善し、日常生活における人権尊重の文化を作るため努力してきた」とし、2020~2022年任期の人権理事会理事国に立候補した韓国への支持を要請した。
hyunw54@korea.kr