4月30日に青瓦台で開かれた国務会議での文在寅大統領=青瓦台
[キム・ミンジ、キム・ウニョン]
「平凡な人々の自発的な行動が、新韓半島体制をリードしていく原動力になる」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、ドイツ紙のフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)に送った寄稿文で強調した言葉だ。「平凡さの偉大さ:新たな世界秩序を考えて」と題する文書が7日、公開された。
ここで文大統領は、平凡な人々の業績として日本による植民地支配から開放を求める「3・1運動(1919年3月1日)」と非暴力平和デモである「ろうそく革命」を挙げた。
文大統領は、南(韓国)と北(北朝鮮)を共に生きていくべき「生命共同体」として取り上げ、南北問題が理念と政治に悪用されてはならず「平凡な国民の生命と生存の問題」と書いた。また、韓半島の平和と新たな世界秩序を平凡な国民が成し遂げると述べた。
FAZは、ドイツで最も影響力のある日刊紙の一つであり、寄稿文を集めて5年ごとに出版している。これまでは、米国の第41代大統領であるジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュやロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ベネディクト16世などの世界の主要人事による寄稿文を掲載した。
出版社の関係者は、文大統領による寄稿文掲載について「ここ数年間、社会・経済面において韓国がもたらした肯定的な成果を考慮すれば、大きい意味を持つ」と述べた。同寄稿文が掲載される文書は、5月末に出版される。同寄稿文の全文は下記リンクで確認できる。
https://www1.president.go.kr/articles/6246
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