左から米国のアントニー・ジョン・ブリンケン国務長官、韓国の文在寅大統領、米国のロイド・オースティン国防長官=18日、青瓦台、青瓦台フェイスブック
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、青瓦台(大統領府)で開かれた米国のアントニー・ジョン・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官との会談で、韓米同盟や韓半島の平和、韓日関係などについて意見を交換した。
文大統領は会談で、米国の国務・国防長官がバイデン政権発足後初めて来韓したことについて「韓米同盟を重視するバイデン大統領の強い意志がうかがえる」と語った。
また、韓米両国の関係について「民主主義と人権に関する価値観などを70年間、共有してきた」とし、「これからも共同の課題を解決していく」と語った。
その上で、「両国における同盟強化と関係発展を期待している」とし、「韓半島の完全な非核化と恒久的平和のため協力を続けていく」と強調した。
これに対し、ブリンケン長官は「バイデン大統領からは、米国が両国の同盟をどれほど重要だと考えているかを改めて強調するように言われた」と応じた。
オースティン長官は、韓米同盟について「米国の信頼は堅固だ」とし、「世界の平和・安保・繁栄の核心軸であり、インド・太平洋地域においても非常に重要なことである」と述べた。
文大統領は、韓日関係について「韓半島と北東アジアの平和・安定・繁栄にとって極めて重要で、韓米日3カ国の協力の土台になる」とし、「両国の関係修復のため引き続き努力する」と語った。
また、同日の午前に開かれた韓米の外交・国防長官会談(2プラス2)と在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)の合意文の仮署名式についても言及し、「バイデン政権の発足とともに韓米同盟が安定的に発展できる堅固な基盤が設けられたという点で意味がある」と評価した。
外交・国防長官会談で採択した共同声明で、韓米は同盟の抑止態勢を強化するとの認識で一致し、「北朝鮮の核・弾道ミサイル問題が同盟の優先的な関心事であることを強調し、この問題に対処し解決するとの共同の意志を再確認した」と表明した。
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