日本の文部科学省が29日に公表した高校教科書の一部=聯合ニュース
また、高校教科書について「歴史的・地理的・国際法的に明白なわが固有の領土である独島に対する領有権の主張や、朝鮮人強制連行、旧日本軍の慰安婦(性奴隷)被害者問題などの戦争犯罪を縮小・隠蔽した」と指摘し、日本政府に対し、直ちに是正することを求めた。
今回の検定では、計239点が合格した。高校2,3年生が2023年度から学ぶ。一部の教科書では、独島について「日本固有の領土であり、韓国が不法占拠している」と表記した。また、戦時中に韓半島の人々を強制連行したことを「動員」「徴用」と言い換えた。旧日本軍慰安婦に関する内容も縮小して表記した。
同部は、声明で「歴史的事実が歪曲された教科書で学ぶ日本の小中高校生は誤った歴史の価値観を持って成長することになる」とし、「北東アジアの平和と和合を妨げ、日本の国際社会での孤立を招く」と指摘した。
そして、「韓日両国の未来指向的な関係構築のために、日本は過去の出来事を反省し、隣国国民の傷に共感するべきだ。その第一歩として歪曲された教科書を修正しなければならない。」とし、「そうすれば、国際社会で信頼される一員になれるということを認識するべきである」と述べた。
その上で、韓国政府は関係機関や社会団体と連携し、韓国国民の歴史教育を強化していく方針を明らかにした。
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