国務会議を主宰する文在寅大統領＝５日、ソウル、青瓦台、青瓦台フェイスブック

［パク・ヘリ、キム・ウニョン］

文在寅（ムン・ジェイン）大統領は５日、青瓦台（大統領府）で国務会議（閣議）を主宰し、感染症が一定の地域や季節に繰り返し発生するという意味の「エンデミック」（風土病化）という言葉を使い、韓国がエンデミックへと転換する世界初の国家になれるという期待を示した。

文大統領は、新型コロナウイルス感染症の変異株「オミクロン株」の感染拡大がピークを過ぎ、感染者の減少傾向が３週間続いているとして、日常生活の回復への期待が高まっていると述べた。

そして、韓国の新型コロナ状況について「オミクロン株が大流行した際にも医療体制を安定的に運用し、重症者数と致死率を他国に比べて非常に低い水準で管理した」とし、「感染症から国民の命と安全をしっかり保護した」と評価した。

文大統領は、国民の協力と医療体制の力の結晶だと強調。「国民が日常生活での防疫を徹底し、積極的にワクチン接種を受けた」とし、「韓国の防疫対策（Ｋ防疫）と保健医療システムが優秀だった」と説明した。

文大統領は、今後の方針について「（重症化の恐れが高い）ハイリスク群の管理に集中し、防疫と医療体制を改編するなど、日常生活への回復を準備していく」と述べた。同時に、国民にも引き続き協力を求めた。

hrhr@korea.kr