最低賃金委員会は29日夜、2023年度の最低賃金を前年度比5%増の時給9620ウォンに引き上げることを決めた=スターバックス・コリア
[イ・ギョンミ]
韓国の最低賃金を審議・議決する雇用労働部の所属機関である最低賃金委員会は29日、政府世宗庁舎で開かれた会議で、2023年度の最低賃金を時給9620ウォン(約1010円)に引き上げることを決めた。
同額は、今年の最低賃金(9160ウォン)より460ウォン(5%)多い。週40時間勤務をめどにして月額に換算すると201万580ウォン(約21万1400円)となる。最低賃金は、韓国の勤労基準法にのっとった労働者であれば、業種・国籍を問わず、すべての労働者に適用される。
労働者委員、使用者委員、公益委員がそれぞれ3人ずつ、計27人からなる最低賃金委員会は、今回の引き上げ額決定の根拠として「今年の経済成長見通し(2.7%)に消費者物価上昇率見通し(4.5%)を足した後、就職増加率の見通し(2.2%)を引いて5%引き上げを決定した」と説明した。
ここ5年間の最低賃金を見てみると、2018年に7530ウォン、2019年に8350ウォン、2020年に8590ウォン、2021年に8720ウォン、今年は9160ウォン。
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