1月9日青瓦台・迎賓館で各官庁から2023業務計画の報告を受ける尹大統領。大韓民国大統領室
[パク・ヘリ]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が14日から6泊8日の日程でアラブ首長国連邦(UAE)とスイスを訪問し、今年初の海外歴訪に臨む。
金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長と崔相穆(チェ・サンモク)経済首席秘書官は10日の午後、竜山の大統領室で開かれたブリーフィングで、尹大統領のアラブ首長国連邦(UAE)とスイスの訪問日程を公開した。
尹大統領はムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の招へいで、14~17日にUAEを国賓として訪問する。UAEは2018年、中東で韓国と唯一「特別戦略的パートナー関係」を結んだ。韓国首脳のUAE国賓訪問は、1980年の国交正常化以来初めて。
尹大統領はムハンマド大統領と首脳会談を行い、昼食会などに出席する。また、UAEに派遣された韓国軍「アーク部隊」激励訪問、バラカ原発訪問、経済・エネルギー関連行事出席などの日程を消化する。
今回の訪問には、韓国主要グループの総帥をはじめとする約100社の関係者による経済使節団が同行する。これを機に多数の覚書(MOU)を交わし、防衛産業の輸出関連契約についても話し合う予定だ。
尹大統領は17日、通称「ダボス会議」と呼ばれる世界経済フォーラム(WEF)の年次総会に出席するため、スイスに向かう。
19日、ダボス会議の特別演説で尹大統領は、サプライチェーンの強化とグリーンエネルギーへの転換、デジタル秩序を実現するための国際協力及び連帯方案を提示し、これをサポートするための韓国の役割について国際社会に紹介する。
これに先立ち、18日にはダボスで国内外の主要企業の最高経営者(CEO)と懇談会を開き、複合危機の克服と成長を続けるための政府の民間連帯策、経済政策、韓国投資問題などについて意見を交わす。
そのほか、韓国系住民との同胞懇談会、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致を支援するイベント「韓国の夕べ」も予定されている。
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