麻生氏と夕食を取りながら話を交わす尹大統領=11日、ソウル
[パク・ヘリ]
[写真=大韓民国大統領室]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、ソウル・東京フォーラムに出席するため訪韓している日本自民党の麻生太郎副総裁とソウルの大統領公邸で夕食を取りながら会談した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が書面で伝えた。
尹大統領は、麻生元総理が最近、韓日関係の改善に多くの役割を果たしたと評価し、「韓日首脳間のシャトル外交の再開などを機に両国関係がさらに発展するよう、引き続き関心を持ってほしい」と求めた。
また、両国間において活発化している人材交流に言及し、「両国の若い世代の交流を促進するため、両国が共同で取り組む必要がある」と述べた。
続けて、「麻生元総理が民間交流の窓口となる日韓協力委員会の会長を務めているだけに、協力委員会がこれからも両国の友好協力強化に向けた事業を先頭に立って引っ張ってほしい」と要請した。
麻生氏は「最近、韓日関係の進展過程で尹大統領が示した決断とリーダーシップに敬意を表す」とし、「尹大統領の努力のおかげで両国関係が1年ほどで全く違う局面に転じた」と述べた。
その上で、両国の若者の交流拡大が必要であることに共感し、積極的な役割を果たすと約束した。
ショルツ首相と握手する尹大統領=2022年9月21日(現地時間)、米ニューヨーク
李報道官によると、尹大統領は主要7カ国の首脳らによる(G7)広島サミットの後、公式訪韓する予定のショルツ首相と首脳会談を行う。
ドイツ首相が韓国の大統領と首脳会談などを行うために公式訪韓するのは、1993年当時のヘルムート・コール首相以来30年ぶり。
李報道官は「韓国とドイツが交流を開始して140周年になる意味深い年」とし、「今回の訪韓は、普遍的価値を共有する長年の友好国であるドイツとの経済安保協力を強化し、地域及び国際問題への対応のための連帯と協力を深める良い機会になると期待する」と伝えた。
ショルツ首相は今回の訪韓で、非武装地帯(DMZ)を訪れ、尹大統領と首脳会談を行う。その後、夫妻で夕食会を行う。
hrhr@korea.kr