演説する尹大統領=20日(現地時間)、フランス・パリ
[ソ・エヨン]
[写真・映像=大韓民国大統領室]
「Busan is ready... See you in Busan in 2030」
(訳:釜山は準備ができている。2030年、釜山で会いましょう)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は20日(現地時間)、フランス・パリで開かれた博覧会事務局(BIE)総会に出席し、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致をPRするプレゼンテーションを英語で行った。
尹大統領は「世界市民と未来世代のための韓国の約束」をテーマに演説し、万博誘致への強い意志を示した。
尹大統領は「韓国は準備が整った立候補国」と強調し、「韓国は最高の万博を準備するために完璧に投資を行ってきた。政府、地方自治体、企業、市民、全ての政党、そして750万人の在外同胞が一つになって釜山万博を熱望している」と語った。
1993年に大田(テジョン)で、2012年に麗水(ヨス)でそれぞれ万博が開かれたことに触れ、「韓国はすでに十分な経験を積んだ」とし、「史上最も完璧な万博になるだろう」と述べた。
また、「釜山万博は、人類が当面している複合危機に対応するソリューション・プラットフォームになる」とし、「韓国の先端デジタル技術が素晴らしい交流の空間を提供するだろう」と強調した。
尹大統領は、釜山万博を通じて、文化万博を実現すると表明した。 尹大統領は「釜山万博は、全ての国々が自国固有の文化や伝統、技術を思う存分に表現できる万博になる」とし、「110以上の加盟国に、史上最大規模の参加支援を約束する」とした。
続けて「釜山万博は未来世代のための価値プラットフォームになる」とし、「世界の青年たちは、人類共同体として共に協力する方法を学ぶことになる」と説明した。
その上で、「2030年の釜山万博は、競争の論理から連帯の価値へと我々の観点を転換させる万博として記憶されるだろう」とし、2030年に釜山で会おうと述べた。
尹大統領以外にも、歌手のPSY(サイ)、ガールズグループAespaのメンバーであるカリナ、ソプラノ歌手スミ・ジョーが登場し、注目を集めた。他にも学界、スタートアップ企業の代表らが演説し、誘致のために取り組んだ。
開催地は、今年11月のBIE総会で選定される。
xuaiy@korea.kr