政策

2023.07.07

ソウルの大統領室で第26回国務会議を主宰している尹大統領=大韓民国大統領室

大統領室で第26回国務会議を主宰している尹大統領=6日、ソウル、大韓民国大統領室


[パク・ヘリ]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と妻の金建希(キム・ゴンヒ)夫人が、10日から15日までの日程で、リトアニアとポーランドを訪問する。

金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は、6日の午後、大統領室で記者会見を開き、4泊6日の訪問日程を発表した。

尹大統領は10日から12日まで(現地時間)、リトアニアの首都ヴィリニュスを訪問し、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会合に出席する。

NATOが韓国の大統領を招待したのは、去年に続き今年が2回目だ。

尹大統領は11日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談を皮切りに、NATO首脳会合に取り組む。

オランダ、ノルウェーなど5カ国の首脳とリレー会談した後、リトアニアのギターナス・ナウセーダ大統領主催で開かれるNATO同盟国とパートナー国の晩餐会に出席する。

12日の午前には、NATOのアジア太平洋パートナー(AP4)の日本、オーストラリア、ニュージーランドのトップと会合を開く予定だ。

同日、尹大統領は、NATO同盟国とパートナー国の首脳会合に出席する。本会合では、31のNATO加盟国、欧州連合(EU)、スウェーデン、AP4のトップと、ウクライナ戦争、NATOとインド太平洋地域の協力、安全保障問題について議論する。

韓国とNATOは今回の会合を機に、核不拡散、サイバー安保問題、新興技術など11の分野での協力を制度化するため、韓国とNATOの新しい協力文書を採択する予定だ。

金次長は、「尹大統領がNATO首脳会合で、国際社会で最も重要な問題の一つである、ウクライナの平和問題について、韓国が協力できる方案を共有し、韓国のグローバル責任外交を具体的に実現する」と説明した。

尹大統領はリトアニアを訪問した後、12日から15日までポーランドを公式訪問する。李明博(イ・ミョンバク)大統領が2009年に訪問して以来、韓国大統領としては14年ぶりの訪問となる。

尹大統領夫妻は13日午前、ポーランドの大統領官邸で開かれる公式歓迎式に出席する。その後、アンジェイ・ドゥダ大統領と首脳会談を開き、韓国・ポーランドの共同記者会見をする。

尹大統領はドゥダ大統領との首脳会談で、両国が過去10年間築いてきた協力関係について振り返る。また、経済・安全保障・人的交流など多様な分野においての戦略的パートナーシップを深めることを議論する。

13日午後には、マテウシュ・モラヴィエツキ総理らとの会合も、予定されている。14日には、韓国とポーランドのビジネスフォーラムに出席し、ワルシャワ大学では、未来世代とのふれあいの場を設ける。

金次長は、「西ヨーロッパへの関門であり、東ヨーロッパの戦略的要衝であるポーランドとのパートナシップを深めるきっかけになるだろう」と話した。

hrhr@korea.kr