世界スカウトジャンボリーの開営式に入場する尹大統領(左から2番目)と金夫人(左から3番目)=2日、全羅北道・扶安郡・セマングム、 聯合ニュース
[パク·ヘリ]
大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫妻が2日午後、全羅北道(チョルラブクト)扶安(プアン)郡のセマングムで開かれた「第25回世界スカウトジャンボリー(WSJ)」の開営式に参加したと、書面で伝えた。
スカウト団員の服装をした尹大統領夫妻は、開営式に出席した約4万3000人のスカウト隊員からの歓迎を受け入場した。
尹大統領は歓迎の辞で、「スカウトの皆さんの先輩として、ここセマングムで皆さんに会えてとても嬉しい」とし、「幼い頃のスカウトでの経験が、人生を歩む上で、大きな力になった」と話した。
続けて「スカウト活動で養われた独立心や責任感、ボランティア精神、国家への献身的な姿勢は、皆さんを社会の立派なリーダーに成長させてくれるでしょう」とし、「責任感と奉仕精神にあふれる皆さんが、力を合わせた時、人類が直面する危機に立ち向かうことができる」と強調した。
尹大統領は、「WSJは、自由で平和な、そして繁栄する未来を夢見る青年たちの連帯の場」とし、「自らの力で未来を切り開いていく隊員、困っている友人や仲間に迷わず手を差し伸べる素敵なスカウトになってほしい」と話した。
また、尹大統領は、猛暑の中、現場で働くボランティアや医療スタッフにも激励の言葉を伝えた。
歓迎の挨拶を終えた尹大統領は、全世界のスカウト隊員たちの挑戦を応援する紙飛行機を飛ばすパフォーマンスを行った。
一方、尹大統領は幼い頃、スカウト隊員として活動した経験のある初の大統領として、3月に韓国スカウト連盟名誉総裁職に推戴された。
世界スカウトジャンボリーの開営式で歓迎の挨拶をする尹大統領=2日午後、全羅北道・扶安郡・セマングム、世界スカウト連盟
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