記者会見する行政安全部のキム・ソンホ災難安全本部長=7日、全羅北道・扶安郡、聯合ニュース
[パク・ヘリ]
台風6号の接近により、第25回世界スカウトジャンボリー(WSJ)参加者のキャンプ地からの早期撤収が決まった。
行政安全部のキム・ソンホ災難安全管理本部長は7日午後、全羅北道のセマングムで開かれているWSJのプレスセンターで記者会見し、「台風6号の接近を受け、8日の午前10時から、参加者らの避難を進める」と発表した。
キム本部長は「全羅北道が台風の影響を受けるとみられることから、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が6日、政府を挙げて取り組むよう指示した」とし、「世界スカウト機構や各国の代表団の心配や要請を反映しての措置」と説明した。
ㅍ 156カ国・地域の3万6千人あまりが移動する予定で、約1000台以上のバスが投じられる。
キム本部長は、「バスは国別で手配し、通訳要員も運用する」とし、「安全や秩序維持、円滑な移動のため、国土交通部などの政府機関や警察、消防など、関連機関の協力のもと行われる予定」とした。
その上で、「各自治体の協力を得て、台風の影響を受けない首都圏を中心に、行政機関や民間の教育施設をできるかぎり多く確保し、スカウト隊員らに安全な宿泊地を提供する」と伝えた。
キム本部長は「残りの4泊5日間、参加者の宿泊やWSJプログラムが継続できるよう、万全の準備をする」と強調した。
hrhr@korea.kr