政策

2023.09.13

国務会議で発言する尹大統領=12日、ソウル、大統領警護処カン・ミンソク撮影

国務会議で発言する尹大統領=12日、ソウル、大統領警護処カン・ミンソク撮影


[ユン・スンジン]

東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議・主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため、5日から11日までインドとインドネシアを訪れた尹大統領が、両国訪問の成果を発表した。

尹大統領は12日、ソウル・龍山(ヨンサン)の大統領室で開かれた国務会議(閣議)で、「6つの多国間会議、20の二国間会談など、計33の外交・経済に関するスケジュールをこなした」と述べた。

尹大統領は、「G20サミットの議長国であるインドとASEAN首脳会議の議長国であるインドネシアは、若くて力のある人口と大規模な市場を持つインド・太平洋戦略の核心パートナー国」とし、「インド・太平洋地域は、韓国企業が最も重点を置いて進出を準備している重要市場」と評価した。

また、「経済の対外依存度が世界で最も高い韓国は、海外市場を多く開発することで、経済に活気があり、良質の雇用が創出される」とし、「これが輸出と企業の海外進出が重要な理由」と強調した。


インドネシアとの首脳会談の成果については、「今年初めに発効した韓国とインドネシアの包括的経済連携協定(CEPA)を積極的に活用し、両国間における交易と投資を拡大し、重要鉱物・電気自動車・原発といった様々な分野で了解覚書(MOU)を締結した」と述べた。

インドとの首脳会談については「自動車のような伝統的製造業の投資協力を超え、電気自動車を含めた先端製造業、デジタル、グリーン産業での投資協力、そして宇宙産業の協力策について深い議論を進めた」と述べた。

尹大統領は「中国の李強首相、日本の岸田文雄総理が韓中日首脳会議の再開を支持すると表明した」とし、「韓国は議長国として首脳会議の開催を積極的に推進していく」と述べた。

インドネシア・ジャカルタで開かれた李首相との会談については「韓国と中国は共に多国間主義、自由貿易主義を強く支持してきただけに、前提となるルールに基づいた国際秩序の構築に向けて共に協力していくことを提案した」と明かした。

scf2979@korea.kr