韓・パラグアイの昼食会で、サンティアゴ・ペニヤ大統領(左から2番目)とレティシア・オカンポス夫人と記念撮影を行う尹錫悦大統領(右から2番目)と金健煕夫人(右から1番目)=21日(現地時間)、米ニューヨーク
[テレシア・マーガレット]
[写真=大韓民国大統領室 キム・ヨンウィ]
第78回国連(UN)総会に出席するために米ニューヨークを訪問した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が21日(現地時間)、2030釜山世界博覧会(万博)の誘致に向けて2国間会談を行った。
大統領室によると、尹大統領はこの日、2国間会談の初日程であるため、エクアドルのギジェルモ・ラソ大統領と就任後初の首脳会談を行った。
尹大統領は2030釜山万博に対するエクアドルの支持を要請し「昨年国交正常化60周年を迎えて造成された両国の協力モメンタムを基盤に、実質協力関係を、より一層拡大することを期待する」と述べた。
現在協議が進行中の韓国とエクアドルの戦略的経済協力協定(SECA)と関連して、ラソ大統領は「協力締結が両国交易・投資拡大およびサプライチェーン分野での協力を強化するなど、両国が経済の相互補完性を極大化できる機会になるだろう」と話した。
続いて、パラグアイのサンティアゴ・ペニヤ大統領夫妻との午さん会で、尹大統領は「昨年の国交正常化60周年に続き、今年のパラグアイの新政府発足を契機に、政治、経済、文化などの分野で両国間の協力が拡大することを期待する」と述べた。
今年8月に就任したペニヤ大統領は「60年を超える韓国との長い友好と連帯の歴史は格別だ」とし、「教育、保健、インフラなど多様な分野で韓国とより緊密に協力していく」と答えた。
韓国・シエラレオネの首脳会談で、ジュリウス・マーダ・ビオ大統領と握手をする尹錫悦大統領(右)=21日(現地時間)、米ニューヨーク
同日午後、尹大統領はシエラレオネのジュリウス・マーダ・ビオ大統領と就任後初の2国間会談を行った。
来年初めて、韓国で韓・アフリカの首脳会議を開催する予定だと紹介した尹大統領は、ビオ大統領の参加を要請した。
ビオ大統領は「韓国政府の対アフリカ外交強化の意志を高く評価し、2024韓・アフリカ首脳会議の開催を歓迎し、参加を検討する」と答えた。
韓・ネパール首脳会談で、プスパ・カマル・ダハル首相と握手をする尹錫悦大統領(右)=21日(現地時間)
尹大統領は、続けて行われたネパールのプスパ・カマル・ダハル首相との会談で「韓国企業がネパールのインフラ拡充に積極的に参加している」として「新規事業を継続発掘し、ネパールの経済社会発展に寄与しようと思う」と述べた。
ダハル首相は「韓国との観光協力を強化すると同時に、国連など多国間外交の舞台で協力を強化したい」と述べた。
モンゴルのオフナー・フレルスフ大統領との会談で尹大統領は、「両国がエコ、流通、鉱物など多様な分野で協力潜在力が非常に大きい」と評価した。
これに対しフレルスフ大統領は「希少金属・鉱物、新都市開発、人的交流などの分野で韓国との協力を拡大することを期待する」と述べた。
歴訪4日目の同日、尹大統領はセントクリストファー・ネイビス、エクアドル、パラグアイ、シエラレオネ、北マケドニア、ネパール、ギニアビサウ、モンゴル、スロベニア、ハイチ共和国など計10カ国の首脳に会い、2030釜山万博の誘致に向けて支持を呼び掛けた。
尹大統領は、歴訪4日目の同日まで、38カ国と首脳と2国間会談を行った。
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