文化体育観光部は21日、2024年度予算案が国会本会議で6兆9545億ウォンで議決されたと発表した。写真は「2023ドバイ国際コンテンツマーケット」に設けられた韓国共同館=11月22日(現地時間)、 アラブ首長国連邦・ドバイ、韓国コンテンツ振興院
[チョン・ジュリ]
文化体育観光部の来年度予算の支出規模が、今年より3.17%増の6兆9545億ウォンに確定した。特にコンテンツ産業の政策金融を、歴代最高水準の1兆7400億ウォン供給する。
文化体育観光部は21日、2024年度の予算案が、国会本会議でこのように議決されことを明らかにした。
ゲーム産業育成予算は、前年より17億ウォン増の679億ウォンに拡大された。韓国企業のコンテンツ輸出を現地支援する「コンテンツ・ビジネスセンター」10カ所を追加で造成する予算は、今年より70億ウォン増の172億ウォンに確定した。人工知能(AI)の技術を活用したコンテンツ制作とオンライン動画配信サービス(OTT)放送映像コンテンツの専門人材を養成するプログラムの導入に、それぞれ92億ウォンと10億ウォンを新規投資する。世宗(セジョン)学堂を通じた海外での韓国語の普及には、48億ウォン増の610億ウォンを投入する。
観光分野では、地域観光の活性化のために南部圏の地域名所を大々的に開発する広域観光開発事業に、前年より223億ウォン増の278億ウォンを編成した。また、順天(スンチョン)アニメーション・クラスター造成に前年より191億ウォン増の193億ウォンを編成した。大田(テジョン)バーチャル・プロダクション公共スタジオ構築と潜在力のある地域フェスティバルをグローバル規模に育成するための「グローバル・フェスティバル育成支援事業」には、各々125億ウォンと25億ウォン規模の予算が新規投入される。
文化芸術分野では、韓国美術の海外でのショーケースとベネチア・ビエンナーレ韓国館30周年を契機に開くKアート特別展に、それぞれ47億ウォンと17億ウォンを新規編成した。ドバイ・パリ・ミラノなど圏域別の中心地に工芸品の展示および販売のため、前年より8億ウォン増の21億ウォンを投入する。
体育分野では「2024江原冬季ユース五輪」と「2024パリ夏季オリンピック」など大型の国際スポーツ大会が開かれるだけに、国家代表の訓練を支援するために前年より55億ウォン増の570億ウォンを編成した。パリ五輪をきっかけとしたスポーツや芸術などの五輪マーケティングには、今年より115億ウォン増の201億ウォンを支援する。
この他にも青年文化芸術パス支援金170億ウォンと、文化脆弱地域での教育を支援するための事業費80億ウォンが新たに含まれた。
柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の国政基調により、韓国の文化・芸術の自立と海外進出、そしてこれを通じた地域の均衡発展のために確定した予算を、公正かつ効率的に執行する」と明らかにした。
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